2014年4月より全7章を10ヶ月以上にわたり劇場上映を続けてきた『THE NEXT GENERATION パトレイバー』が、この1月にいよいよ第7章に突入した。 今回の上映はエピソード12のみの47分、「大いなる遺産」と題されたストーリーは、旧作『機動警察パトレイバー』にダイレクトに結びつく驚きの展開だ。5月には、全7章を受けて集大成になる『THE NEXT GENERATION パトレイバー/第7章』が全国公開になる。シリーズがいよいよ最大のヤマ場を迎える。
そして話題はもちろんパトレイバーにも。鵜之澤伸氏が初めて出渕氏、ゆうきまさみ氏、高田明美氏から企画を見せてもらった時のエピソード、それが当初テレビシリーズでなくOVAになった理由、映画第2作でのリアル感のある攻撃ヘリ「ヘルハウンド」の裏話などに至る。 『THE NEXT GENERATION』については、押井監督がその重量感を説明。「立体になると説得力がでる」と。実費さえ出して、地元の許可を貰えればどこにでも行くと話した。
鵜之澤氏は、『THE NEXT GENERATION』について「大怪獣現わる 前編・後編」、第7章を観て、「あの時代が返ってきたなと思いました。まさかあの続きがみられるとは。って、グッと来ました。このプロジェクトを継いでいる方にありがとうと言いたいです。」と語った。 出渕監督が実はまだ本作を観てないという。「まとめてみたいし、今回色々あったので…。」そして「反対するわけじゃないんだけど、なんでプロセスを飛ばすのかなって。面倒な事とか、いろいろあるのはわかるけど、プロセスを踏んでほしかったです。」と注文をつけた。 そんな二人に対して、押井監督は「たまに会う分には、ぶっちゃん(出渕監督)良い奴だなって思うんだけど、仕事し始めるとダメになる。こういう感じがいいんだよ。5年経ったら。また会おう!鵜之澤は、最後までこういう付き合いをするんだろうと。鈴木敏夫は絶対に仕事したくないんだけど(笑)鵜之澤とは、もう一回くらいやるのかな?定年までもう一回くらいチャンスがあるのかなって。」と返し、トークの幕を閉じた。