米国アカデミー賞 短編アニメーション部門選考10作品発表 堤大介「The Dam Keeper」など | アニメ!アニメ!

米国アカデミー賞 短編アニメーション部門選考10作品発表 堤大介「The Dam Keeper」など

11月5日(現地時間)、米国映画芸術科学アカデミーは第87回米国アカデミー賞の短編アニメーション部門の選考対象10作品を発表した。

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11月5日(現地時間)、米国映画芸術科学アカデミーは第87回米国アカデミー賞の短編アニメーション部門の選考対象10作品を発表した。日本からの作品はこの中に含まれなかったが、日本人の堤大介さん、それに日系アーティストのロバート・コンドウさんが共同監督を務めた『ダム・キーパー(The Dam Keeper)』が選ばれている。
アカデミーは今後、ロサンゼルス、ロンドン、ニューヨーク、サンフランシスコの4都市で審査員向けの上映会を開催する。そのうえで1月15日に、3本から5本のノミネート作品が発表される。さらに2月22日にハリウッドのドルビーシアターで開催される授賞式で、最優秀賞が発表される。

短編アニメーション部門の選考作品は、4日の長編アニメーション部門のエントリー作品の発表に続くものである。
ただし、条件を満たした応募作品が原則選考対象になる長編部門に対して、短編部門では事実上の一次選考にあたる。選考基準を満たした全58作品から10作品に絞り込まれている。このリストに挙がるだけでも、是非、観ておきたい作品と言えるだろう。

堤大介さんはピクサー・アニメーション・スタジオなどで働き、米国のアニメーション業界で大きなキャリアを築いてきた。『トイ・ストーリー3』や『モンスターズ・ユニバーシティ』では光と色彩のディレクションを担当などの経験がある。ロバート・コンドウさんも、ピクサーで活躍したトップクリエイターの一人だ。現在は、独立して新たな制作を目指している。
『ダム・キーパー』はそんなふたりの経験がたっぷりと詰まった作品だ。大気汚染に覆われた世界で、汚染された大気をダムの外側に追い出すことで街を守ってきた豚を主人公にショートストーリーが展開する。

第87回米国アカデミー賞
http://www.oscars.org/

『ダム・キーパー(The Dam Keeper)』
日本語公式サイト http://thedamkeeper.jimdo.com

第87回米国アカデミー賞 短編アニメーション部門 選考対象作品

■ 『The Bigger Picture』 
Daisy Jacobs(監督)Christopher Hees(プロデューサー)(National Film and Television School)
■ 『Coda』
Alan Holly (And Maps And Plans)
■ 『The Dam Keeper』
Robert Kondo、Dice Tsutsumi (Tonko House)
■ 『Duet』
Glen Keane (Glen Keane Productions & ATAP)
■ 『Feast』
Patrick Osborne(監督)Kristina Reed(プロデューサー)(Walt Disney Animation Studios)
■ 『Footprints』
Bill Plympton (Bill Plympton Studio)
■ 『Me and My Moulton』
Torill Kove (Mikrofilm in co-production with the National Film Board of Canada)
■ 『The Numberlys』
William Joyce、Brandon Oldenburg (Moonbot Studios)
■ 『A Single Life』
Joris Oprins (Job, Joris & Marieke)
■ 『Symphony No. 42』
Reka Bucsi (Moholy-Nagy University of Art and Design Budapest)
《animeanime》
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