『インセプション』、『ダークナイト』などの大ヒット作を持つクリストファー・ノーラン監督の最新作『インターステラー』は、11月22日(土)の全国公開を控えている。大物監督の最新作ではあるが、その内容はいまだに多くが謎だ。秘密主義を貫くことで知られるノーラン監督ならではのマーケティング戦略が貫かれている。10月7日に、その場面写真がお披露目された。ストーリーの一部が垣間見られることもあり、ファン必見だろう。写真では、NASAの宇宙服を身にまとった主演のマシュー・マコノヒーや、アン・ハサウェイが何かを見つめる様子、クルーたちが未開の地へと降り立つ場面、そして食料不足の危機に取り組む科学者を演じるジェシカ・チャスティンの姿などが確認できる。これが一体、何を意味するのか気になるところだ。本作はノーラン監督の原案と弟のジョナサン・ノーランの既存の脚本を融合させ、ストーリーが構築されている。監督は「ジョナサンが手掛けた脚本は、マシュー・マコノヒー演じる素晴らしいキャラクターと彼の家族、そして考えつく限り一番壮大な旅を描いている」と秘密の一端を明かす。続けて「彼らのミッションをリアリティに満ちたものにするべく、多くの革新的技術、そして異なる技術を組み合わせた。それが何なのかはお伝え出来ない。皆さんには映画を見に行って、驚いてほしいから(笑)」と核心部分については含みを持たせた。さらに子供の頃に父親と映画館で『2001年宇宙の旅』を見た思い出を語り、「本作では同じようなスケールの作品をお届したいという野望があった。子供たちとその両親と一緒に見に行ってほしい。ぜひ巨大なスクリーンで、体感してほしい。それが、私がこの作品に込めた思いだ」と熱いメッセージを送る。『インターステラー』は世界的な食糧飢饉、劇的な環境変化によって、地球の寿命は尽きかけていた近未来が舞台。重大な使命を担う壮大な旅に選ばれたのは、まだ幼い子供を持つ元エンジニアの男と数少ないクルーのみ。彼らは居住可能な新たな惑星を探す為、前人未到の未開の地へと旅立つ。それは人類の限界を超える不可能にも思える史上最大のミッションだった。[高橋克則]『インターステラー』11月22日(土) 新宿ピカデリー他 全国ロードショー/http://wwws.warnerbros.co.jp/interstellar/