東京ゲームショウ2014が、9月18日から21日まで幕張メッセで開催される。大手ゲーム各社が出展し、最新作を紹介することで毎年注目を集めるイベントだ。そうしたなかで、昨年は始めて設置されたインディーゲームコーナーが大きな話題を呼んだ。巨額の予算は使わないが、新しいアイデアと才能で勝負するインディペンデントゲーム開発者向けスペースだ。こうした好評を受けて、2014年回もインディーゲームコーナーが設けられる。さらにゲームのアイデアを発掘し、プレゼンテーションを行うSENSE OF WONDER NIGHT(SOWN)も実施される。ゲームの未来を見据えるうえで見逃せない。インディーゲームコーナーの昨年の公募では、初回にもかかわらず世界10カ国・地域から41の開発者が参加して注目を集めた。2回目の開催となる今年も多くの応募が寄せられているという。そうしたなかでこのエリアの出展料が無料になるというサプライズが発表され話題を呼んでいる。コーナー全体に企業スポンサーがつき、その出展料を負担する。出展料を全額サポートするスペシャルスポンサーとなったのはソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)である。SCEはハードウェアメーカーとしてPlayStationシリーズでお馴染み、2013年から14年にPS4を発売したばかりだ。さらにソフトウェアの大手でもあり、まさに世界のゲーム産業を牽引している。そんなSCEがゲームの新しいアイデアを応援するかたちだ。インディーゲームコーナーは、本来なら4日間の出展で99900円、一般公開日2日間の出展で32400円となっていた。出展を検討していた開発者にとっては朗報となっている。今回の発表を受けて応募の締め切りも、当初の5月30日から6月11日に延長になった。今後は選考を経て最大50ブース(予定)の出展者が決まる。資金負担が減ったことで、出展者はより多様になるかもしれない。どのような顔ぶれになるのか多くの人が楽しみに待つに違いない。一方SOWN 2014は、ゲームのプロトタイプをはじめとした“今まで見たこともない”ゲームのアイデアをプレゼンテーションする場である。今年で7回目の開催となり、TGSにおけるインディー開発者向けのステージイベントとして定着してきた。こちらの受け付けの締め切りは7月7日だ。選考により最大10作品のプレゼンテーション作品が本選に進む。[真狩祐志]東京ゲームショウ2014/http://tgs.cesa.or.jp/
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