外国人も「区別がつかない」 阿部寛の『テルマエ・ロマエII』絶賛
ヤマザキマリの人気マンガを原作に、阿部寛を主演で『テルマエ・ロマエII』が公開される。9日には、ナポリでワールドプレミアが行われた。
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前作で、斬新なテルマエ(浴場)を作ったことで一躍人気者となった古代ローマの浴場設計技師・ルシウス(阿部寛)。しかし、コロッセオにグラディエイターを癒すテルマエ建設を命じられ、またもアイディアに悩み、再び現代日本へタイムスリップ。お風呂専門雑誌のライターに転向していた真実(上戸彩)たち“平たい顔族(=日本人)”との再会も束の間、平和推進派のハドリアヌス帝と武力行使派の元老院の対立に巻き込まれていく――。
この日、ワールドプレミア前の“浴び湯”として、阿部さんと上戸さんはナポリ近郊にあるポンペイの遺跡を見学。紀元79年に起こったヴェスヴィオ火山の大噴火で、あっという間に火山灰と共にその栄華も飲み込まれてしまったことで知られ、ユネスコの世界遺産にも登録されている古代ローマ帝国の地方都市だ。
原作の第一話では、主人公・ルシウスが現代日本の銭湯に描かれた富士山の絵を“ポンペイのヴェスヴィオ火山”と見まがい、ローマ帝国の公衆浴場にヴェスヴィオ火山とナポリ湾の絵を描いて名声を得るという象徴的なエピソードが描かれており、ナポリやポンペイはまさに本作ゆかりの地だ。
2人は、グラディエイターが戦いを繰り広げた円形闘技場や庶民の生活の中心であったパン屋跡、また、2400年前に建設された“テルマエ・スタビアーネ浴場”を巡り、「お風呂は本当に驚きました。サウナや床暖房などが2000年も前からあったとは!」(阿部さん)、「水風呂もあって…てっきり日本が発祥かと思っていました」(上戸さん)と古代ローマ時代の生活様式をその肌で感じられた様子。
その後、阿部さんと上戸さん、さらに武内英樹監督が加わり、ナポリ郊外にある世界遺産・カゼルタ王宮の宮廷劇場で行われたワールドプレミアに出席。当時の王家のため音楽や演劇が上演されていたという、18世紀に建てられた王宮の宮廷劇場で日本映画が上映されるのは今回が初めてだったが、会場は300名の地元ナポリっ子たちが詰めかけ、上映前には阿部さんと上戸さんから足湯&指圧マッサージの(選ばれた数人に)サービス、そして上映後にはスタンディングオベーションが沸き起こった。
鑑賞したナポリっ子からは、「素晴らしく楽しい映画だった。阿部さんは、区別がつかないほど古代ローマ人に見えた」との声も。
そんな盛りだくさんのワールドプレミアをふり返って、2人は「何より(イタリア人の)笑いが素晴らしい! 本当に作品を楽しんでくれている笑いだな、と感じました。パート1を観ていない人はたくさんいたと思うし、最初は戸惑ったかもしれないけれど、日本とイタリア、国は違えど共通するところを笑ってくれたのはすごく嬉しかったですね」(阿部さん)、「幸せでした。みんなの笑顔と一緒に映画を観られたことがすごく嬉しかったです。笑えるところが盛りだくさんなので、(日本の方も)リラックスして劇場に遊びに来るような、お風呂につかりにくるような、そんなつもりで劇場へ来てもらえたら嬉しいです」(上戸さん)とそれぞれに手応えを感じているようだった。
『テルマエ・ロマエII』は4(よい)月26(風呂)日(土)より全国にて公開。
阿部寛の“古代ローマ人”に外国人も絶賛「区別がつかない」 『テルマエ・ロマエII』
《text:cinemacafe.net》