アニメーションから映画、キャラクター、放送局からテーマパークまで、世界有数のメディア・エンタテイメント企業として知られるウォルト・ディズニー・カンパニーが、ウォルト・ディズニーという一人の才能から始まったことはよく知られている。そんなウォルト・ディズニーの映画製作の裏側を描く映画を、ウォルト・ディズニーのスタジオが創り出した。映画『ウォルト・ディズニーの約束』だ。日本では2014年3月21日に全国公開する。米国では12月13日に全米公開され、アカデミー賞有力候補ともされている。『ウォルト・ディズニーの約束』は、1964年に公開された『メリー・ポピンズ』の誕生秘話を映像化している。独特の個性で知られたウォルト・ディズニー流の映画製作や、その人柄も楽しめそうだ。ウォルト・ディズニー役はトム・ハンクス、原作者のP.L.トラヴァース役はエマ・トンプソンが演じた。いずれも名優として名高いだけに、その演技も注目したい。その全米公開に先立って、12月9日にウォルト・ディズニー・スタジオUS本社にてワールドプレミアが開催された。ディズニー本社で、ワールドプレミアが行われるのは今回が初めてとなる。主人公となるウォルト・ディズニーにリスペクトを示したかたちだ。ワールドプレミアには、メインキャスト陣とジョン・リー・ハンコック監督が登場。スペシャルゲストとして『メリー・ポピンズ』の主演ジュリー・アンドリュースや作詞作曲家のリチャード・シャーマンも姿を見せた。ワールドプレミアでは「ウォルトを演じることにとてもプレッシャーを感じていました。自分は見た目も声もウォルトと全く似ていないし、今回は特に役づくりの期間が短かったですが、その中で出来るだけのことをやりました」と、トム・ハンクスは話した。そして「ウォルトは、想像していた通りの人で、才能にあふれ、家族思いで、何よりこの場所(ディズニー)が大好きな人です。彼は、本当に自分の好きなことを仕事にしていた人でした」と偉大な映画製作者に敬意を見せた。エマ・トンプソンは「台本上は、トラヴァースを少しファニーな人として描いていたのですが、私は、実際の彼女は複雑なバックグラウンドにより気難しくなった人だと感じました。常に悩んでいて、面白い人だけどコミュニケーションを取るのが難しい人でもあるので、演じるのが難しかったです」とコメントする。またジュリー・アンドリュースも「この映画を見たらすごく楽しい記憶が蘇りました。トラヴァースに会ったことはあるけれど、この映画にこんな秘話が隠されていたとは全然知りませんでした」と感激した様子だった。実際にウォルト製作現場を体験したこともあるリチャード・シャーマンは、感慨深げである。「映画を見て、夢を見ているような感じでした。光栄でもあり、スリリングでもありました。この映画は『メリー・ポピンズ』をつくる過程を描いた真実の話です」。[高橋克則]『ウォルト・ディズニーの約束』2014年3月21日全国公開disney.jp/walt[スタッフ]監督: ジョン・リー・ハンコック脚本: ケリー・マーセル、スー・スミス配給: ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン[キャスト]エマ・トンプソントム・ハンクスポール・ジアマッティジェイソン・シュワルツマン aコリン・ファレル
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