北九州市の小倉駅新幹線口そばに2012年にオープンしたあるあるあるCityは、早くも北九州の新名所として人気を呼んでいる。北九州市漫画ミュージアムを設け、アニメ、キャラクター関連ショップが集積する。九州地区のポップカルチャー情報発信の拠点として活躍する。このなかに、また新たな施設がオープンする。公開収録スタジオの「あるあるスタジオ」である。「あるあるスタジオ」では、YouTubeやニコニコ動画、USTREAM、自社サイトなどで生放送や収録の放送・配信を行うという。あるあるCityの今を全国に発信するのが主な目的だ。文字どおり、北九州から全国へ情報を届ける。あるあるCityには、現在も地下1階にスタジオがあるが、こちらは貸しスタジオとなっている。異なる機能で住分ける。あるあるCityは、アニメ、マンガ、ゲーム、アイドル、お笑いなど、サブカルチャーを世界に発信する複合ビルである。2012年よりラフォーレ原宿・小倉の跡を継いだアパマンショップホールディングスが運営している。これまで点在していたアニメイト、ゲーマーズ、メロンブックスなどの人気のキャラクターグッズショップが集積する。9月には期間限定ショップとしてTBSストアが出張し、半沢直樹グッズなどが販売されるなど話題が尽きない。また10月26日からは12月27日まで、北九州市漫画ミュージアムにてエヴァンゲリオン展が開催される。西日本では初だ。東京会場で15万人以上の来場者数を記録している話題のイベントだけに、今回も多くの人が詰めかけることになるだろう。そして12月にはマチ★アソビカフェがオープンする予定だ。アニソン歌手を目指す人を応援する九州最大のアニメコラボカフェスペースなどが設けられる。マチ★アソビはアニメ制作スタジオ・ufotableの主宰で徳島で年2回開催されているイベントである。カフェは徳島のufotable CINEMA以外では唯一の『Fate/Zero』ショップを改装することになる。マチ★アソビカフェは、そのまま『Fate/Zero』ショップのあった2階にオープンする。間もなくオープンする「あるあるスタジオ」も2階で近い場所となるので、相乗効果も期待される。[真狩祐志]あるあるCity/http://aruarucity.com/