マンガの読書形態が多様化するなかで、集英社は様々シーンでデジタルマンガの新しい可能性を追究している。そのひとつが8月1日に配信した週刊少年ジャンプ初のアプリを使った増刊「ジャンプLIVE」だ。描き下ろしマンガから、動画、ミニゲーム、アニメ、小説まで盛りだくさんお内容を1ヵ月間毎日更新し、新たな雑誌の在り方を提示した。「ジャンプLIVE」第1号は、ダウンロード数35万を超える大人気となった。これを受けて2013年冬には第2号の配信を予定する。第2号配信に先駆けて、この10月には「ジャンプLIVE」発となる別の新しい試みもスタートする。「ジャンプLIVE」に描き下ろし掲載された石田スイさんの『東京喰種 トーキョーグール [JACK]』を、電子書籍限定のコミックスとして配信をする。本作は週刊ヤングジャンプに連載のダークファンタジーマンガ『東京喰種 トーキョーグール』の番外編にあたる。舞台は東京13区、人を喰らう怪人“喰種(グール)”による捕食事件が頻発する。不良高校生の富良太志が、若き日のエース捜査官・有馬貴将と喰種“ランタン”を追う。本編キャラクターのエース捜査官・有馬貴将と、7区上等捜査官・富良太志が出会うきっかけになったファンには堪らないエピソードだ。それがデジタルだけでのリリースとなる。デジタル媒体で掲載されたマンガを電子書籍のみで販売するのは、集英社全体でも初めてのことだという。一方で、作品はデジタル描き下ろしということもあり、当初よりデジタル・コミックスとして最適化された。新しい時代の読み味と面白さと言えるかもしれない。デジタル時代の新しい体験を、良質の作品で味わうことが可能だ。配信開始は10月18日から、ジャンプBOOKストア!のほかeBookJapanやKindleストア、dブック、ニコニコ静画、BookLive!など主要な電子視点で購入できる。「ジャンプLIVE」初のコミックス化と、ヤングジャンプコミックス『東京喰種 トーキョーグール』9巻の同時発売を記念して、10月18日から11月17日まではキャンペーン価格100円(税込)で販売する。キャンペーン終了後に、200円(税込)となる。デジタルで誕生し、デジタルで完結する。マンガ創作、体験の新しいかたちになるのか、「ジャンプLIVE」と集英社の今後の取り組みが注目される。「ジャンプLIVE」 /http://www.shonenjump.com/jumplive/ ジャンプBOOKストア!/http://www.jumpbookstore.jp/ 『東京喰種 トーキョーグール [JACK]』配信開始日: 2013年10月18日(金)価格: キャンペーン価格100円(税込)※2013年10月18日(金)から2013年11月17日(日)までキャンペーン期間終了後は、200円(税込)
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