8月7日、エヴァンゲリオン展が東京の松屋銀座で開幕した。エヴァンゲリオン・シリーズ初の本格的な作品展である。総展示数は1300点にも及び、このうち300点が生原画となる。1995年のテレビスタート以来、マンガ、映画、ゲームなど様々なメディアに展開し、社会現象を巻き起こした本作を一望する。その規模の大きさからも、かつてない企画と言っていいだろう。展示は「第1章 終わらないエヴァンゲリオン」、「第2章 エヴァができるまで」、「第3章 人物・エヴァ機設定」、「第4章 原画展示」の4部構成になっている。様々なアングルで、エヴァンゲリオンの世界を紐解く。それは作品の世界観や映像制作の過程にまで及ぶ。「第1章 終わらないエヴァンゲリオン」では、ストーリーや人物紹介などで作品を追う。初心者向けの説明パネルの設置、作品の制作スタッフの紹介、テレビシリーズのセル画やコミックの複製原画を展示する。「第2章 エヴァができるまで」では、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』の戦闘シーン約5分間の映像を上映。その制作過程をイメージボード、画コンテ、 レイアウト、原画、動画などに関する約1000点もの資料(複製)で紹介する。クリエイターたちが力を注ぎこんだ「ものづくりの現場」が体感出来る。「第3章 人物・エヴァ機設定」では約50点の設定画を中心にキャラクターとエヴァ機を紹介する。「アヤナミレイ(仮称)」の等身大フィギュアも展示されている。 「第4章 原画展示」は、今回の最大の見どころになりそうだ。『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』および『破』、そして最新作の『Q』から選んだ名場面約300点のオリジナル原画が公開される。いずれも初公開という貴重なものだ。 このほか会期中限定で、EVANGELION STORE GINZAが出店する。展覧会限定グッズなど関連商品2000アイテムを販売している。24日にはエヴァの街コン「エヴァコン」も開催されるなどのイベントも用意されている。松屋銀座のエヴァンゲリオン展の会期は8月26日までである。入場料は大人1000円、高大生700円、中学生以下は無料だ。今後、北九州市漫画ミュージアム、名古屋の松坂屋美術館、大阪の阪急うめだギャラリー、横浜のそごう美術館にも巡回を予定している。[真狩祐志]エヴァンゲリオン展/http://www.asahi.com/event/evangelion/会 期: 2013年8月7日~26 日 20 日間時 間: 10 時~20 時会 場: 松屋銀座8階 イベントスクエア主 催: 朝日新聞社、日本テレビ監 修: 庵野秀明カラー 協 賛: サンエムカラー 会場デザイン: 祖父江 慎入場料:一般1,000円(700円)、高大生700円(400円)、中学生以下無料。( )内前売料金*詳細は上記サイトで確認ください。
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