7月18日から21日まで、米国カリフォルニア州サンディエゴでコミコン・インターナショナル(サンディエゴ・コミコン)が開催されている。期間中は実数で13万人以上、延べでは30万人以上が来場するとみられる米国最大のポップカルチャーイベントだ。映画やテレビ番組のプロモーションの急拡大で、近年、コミコンは大盛況が続いている。2013年も引き続き、多くの来場者を集めて活気に満ちている。会場の拡大も続いている。コミコンの会場は、これまでサンディエゴ・コンベンションセンターを主会場に両隣のヒルトンホテル、マリオットホテルをサテライト会場としてきた。2013年は新たにマイクロソフトがスポンサードするグランドハイアットホテルのXBOXラウンジを公式会場とした。また、ダウンタウンのホートンプラザホテルには、初の試みとしてLYCEUM THEATERとタイトルした上映・トーク企画を設けた。XBOXラウンジは年々拡大するゲームジャンルの成長を象徴する。今年は、エキジビットホールでもゲーム企業のスペース位置が大きく変えられ、従来よりも人目を惹く演出がされた。マイクロソフトと同様、任天堂、セガ、バンダイナムコゲームスなどが主会場以外に、独自の会場を設けている。LYCEUM THEATERは、小さな会場で登壇者と来場者がトークをするというものだ。巨大化が進む中で、手薄になりがちな、ファンコミュニケーションの場を目指しているようだ。今後の新たな動きになるのか気になるところだ。会場で目立つのがコミックスよりも、映画や人気のテレビドラマといった流れも例年どおりだ。特に映画は2013年秋から2014年にかけてのSF、ファンタジー作品、テレビドラマは人気シリーズに秋以降の新作タイトルを盛り込むのが常套手段となっている。なかでも目を惹いたのは、スーパーヒーローもののキャラクターだ。映画『マン・オブ・スティール』が大ヒットになったばかりのスーパーマン、ゲーム『Batman: Arkham Origins』も発売されたバットマンなどである。スーパーヒーロー以外では、2013年10月公開の『Ender's Game』、2014年5月公開の『Godzilla ゴジラ』が、共に大型パビリオンをダウンタウンに設け、存在感を放った。一方、2012年は『フランケンウィニー』の大キャンペーンを行ったウォルト・ディズニーの存在感が薄かった。また、2012年に同社に買収されたルーカスフィルムも勢いが感じられなかった。コミコン・インターナショナル(サンディエゴ・コミコン)/http://www.comic-con.org/cci
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