映画「県庁おもてなし課」 本編に「ドラえもん」シリーズ寺本監督のショートアニメ | アニメ!アニメ!

映画「県庁おもてなし課」 本編に「ドラえもん」シリーズ寺本監督のショートアニメ

5月11日(土)公開の映画『県庁おもてなし課』には本編中にアニメーションが挿入されている。そのシーンは「ドラえもん」シリーズでお馴染みの寺本幸代さんが監督を担当した。

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アニメシーン (c)2013 映画「県庁おもてなし課」製作委員会
  • アニメシーン (c)2013 映画「県庁おもてなし課」製作委員会
  • 県庁おもてなし課 (c)2013 映画「県庁おもてなし課」製作委員会
  • アニメシーン (c)2013 映画「県庁おもてなし課」製作委員会
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「図書館戦争」シリーズで知られる有川浩さんの小説『県庁おもてなし課』が待望の劇場映画となった。5月11日に全国公開となる。
本作は主演に関ジャニ∞の錦戸亮さん、ヒロインには堀北真希さんを起用した注目作だ。また、映画本編に、ショートアニメが挿入されていることが話題だ。実はこのアニメ、短い尺ながら本格的なものである。映画の監督を「ドラえもん」シリーズでお馴染みの寺本幸代さんが務めている。

アニメ化されているのは、主人公たちがパラグライダーから自然いっぱいの高知を見下ろすシーンだ。一大レジャーランドとなった高知の上空を、アニメで描かれた錦戸さんと堀北さんが楽しげに飛行していく。40秒ほどの場面だが観客に印象を残す、鮮やかな場面となっている。

映像を監督した寺本さんは、2005年から「ドラえもん」テレビシリーズに演出として参加。2007年には『映画ドラえもん のび太の新魔界大冒険』で監督デビューし、2011年には『新・のび太と鉄人兵団』も担当した。
そして2013年には現在公開中の『映画ドラえもん のび太のひみつ道具博物館(ミュージアム)』を手掛けている。新シリーズ最高記録となる40億越え目前の大ヒット作である。
子供たちに夢溢れる映像を届けてきた若手クリエイターとして将来を嘱望されている監督の一人だ。
また、アニメ監督の寺本さんと、映画本編の監督である三宅喜重さんのコメントも公開されている。

映画『県庁おもてなし課』は高知県庁・観光部に実在する「おもてなし課」が舞台だ。観光促進という仕事に奔走する人々と、男女2組の愛、親子の愛、ふるさとへの愛が描かれている。原作は発行部数20万部を越えるヒットを記録した。
2011年に公開された有川さん原作の映画『阪急電車 片道15分の奇跡』のスタッフが集結し、再び映像化に挑んでいる。
[高橋克則]

『県庁おもてなし課』5月11日(土)全国ロードショー
/http://www.omotenashi-movie.com/

[スタッフコメント]

アニメ監督: 寺本幸代さん
「今回、この『県庁おもてなし課』の中でアニメーションで描いているのは、主人公"掛水"がパラグライダーで空を飛びながら、観光立国となった高知を夢見るシーンです。
三宅監督のご要望では、実写に近づけるようなタッチではなく、より絵的な、イメージ的な映像にしたいとの事でしたので、キャラクターも背景もあまりリアルにならないよう心がけました。原作の表紙の雰囲気に近いものになったのではないかと思います。
アニメーションパート40秒程の短いものですが、描くに当たって、高知県の様々な名所を写真や映像で調べました。ホエールウォッチングや四万十川など、自然が本当に美しくて、私も高知に行ってこの自然を体験してみたくなりました。
この映画では、そんな高知を愛する人達が観光促進のため悩み、奮闘する姿、そして恋模様があたたかいタッチで描かれています。ちょっと心がホッとして、自分もふるさとに帰りたくなるような、そんなステキな映画です」

監督:三宅喜重さん
「『県庁おもてなし課』はリアルさとファンタジックさが混在する映画だと思っており、主人公が自分のふるさとに自信を持ち始め、いろいろな夢・妄想を膨らませていく様子をファンタジックに表現するためにアニメーションを使用しました。
アニメーションが物語のターニングポイントになっており、主人公が夢だったものを現実にしようとしていく中で、アニメで表現されたものが実写に変わっていきます。
アニメーションに関しては登場人物のキャラクターを十分に生かしたファンタジックで微笑ましいものに仕上がったのでとても気に入ってます」

[キャスト]
錦戸亮 堀北真希 / 高良健吾 /  関めぐみ 船越英一郎

[スタッフ]
原作: 有川浩『県庁おもてなし課』(角川文庫刊)
脚本: 岡田惠和
監督: 三宅喜重
音楽: 吉俣良
主題歌:「ここにしかない景色」関ジャニ∞(テイチクエンタテインメント)
《animeanime》
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