「メリダとおそろしの森」 米国アカデミー賞長編アニメーション部門も制する
今年はディズニー/ピクサーのピクサースタジオの『メリダとおそろしの森』(原題:Brave)が、最優秀長編アニメーション賞に選ばれた。会場には本作の共同監督であるマーク・アンドリューとブレンダ・チャプマンらが姿を見せ喜びを明かにした。
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発表される賞はいずれも注目されるが、長編アニメーション部門もそのひとつだ。最優秀長編アニメーション賞は、2001年に初めて受賞が行われた比較的歴史の浅い賞だが、米国の映画業界における近年のアニメーション映画の存在感の高まりで大きな注目を集めるようになった。
そうしたなか今年はディズニー/ピクサーのピクサースタジオによる『メリダとおそろしの森』(原題:Brave)が、最優秀長編アニメーション賞に選ばれた。会場には本作の共同監督であるマーク・アンドリューとブレンダ・チャプマンらが姿を見せ喜びを明かにした。
喜びを一層引き立てたのは、2012年が近年でも有数の激戦となったことだろう。選考対象作品は、宮崎吾朗監督の『コクリコ坂から』も含めて過去最高の21本。そのなかから『メリダとおそろしの森』のほか、『フランケンウィニー』、『パラノーマン ブライス・ホローの謎』、『The Pirates! Band of Misfits』、『シュガー・ラッシュ』の5作品がノミネートされていた。この激戦を勝ち抜いたことになる。本作は、すでにアニー賞の長編映画部門、ゴールデングローブ賞、英国アカデミー賞などに輝いている。これに米国アカデミー賞の最優秀長編アニメーション賞が加わる。
日本では2012年7月21日に全国公開した『メリダとおそろしの森』は、ピクサーが初めてディズニー映画の伝統であるプリンセスを主人公に描いた話題作だ。ただし、主人公のメリダは、活発で自立を望む少女である。
女らしくあって欲しいと願う母親と対立をしたメリダは、禁じられた魔法を使ってしまい国を危機に追いやってしまう。少女の自立と母娘の愛情が観客の心を動かした。
ディズニーは、長編アニメーション部門に加えて短編アニメーション部門でも、ディズニースタジオの『紙ひこうき』が最優秀賞を受賞している。長編、短編のダブル受賞でアニメーションのディズニーの底力を見せつけた。
米国アカデミー賞公式サイト
/http://www.oscars.org/awards/index.html
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