実写、アニメーション、CGのオムニバス NHKで宮沢賢治作品映像化「80年後のKENJI」  | アニメ!アニメ!

実写、アニメーション、CGのオムニバス NHKで宮沢賢治作品映像化「80年後のKENJI」 

作家・宮沢賢治の小説をまとめて映像化する企画が、2月、3月にNHK BSプレミアで放映される。10作品に及ぶ作品は、実写、CG、CGアニメーション、手描きアニメーション、コマ撮りアニメーションと多彩な表現となっているのが特長だ。

ニュース
注目記事
作家・宮沢賢治の小説をまとめて映像化する企画が、2月、3月にNHK BSプレミアで放映される。2月20日から3月6日まで、毎週水曜日22時から「80年後のKENJI ~宮沢賢治21世紀映像童話集~」が放送される。
10作品に及ぶ作品は、実写、CG、CGアニメーション、手描きアニメーション、ストップモーション(コマ撮り)アニメーションと多彩な表現となっているのが特長だ。映像制作には新進の映像作家、アニメーション作家が並んでいるのも見逃せない。最新のショートムービーのポートフォリオになっているとも言えるだろう。

宮沢賢治は岩手県出身ということもあり、2年前の東日本大震災以降は復興のシンボルの側面からも再評価されてきている。昨年は、アニメ映画『グスコーブドリの伝記』も公開されるなど、話題になることも増えている。
今回映像化されたのは全部で10作品。『シグナルとシグナレス』、『注文の多い料理店』、『やまなし』、『春と修羅』、『十力の金剛石』、『なめとこ山の熊』、『黄いろのトマト』、『月夜のでんしんばしら』、『薤露青』、『よだかの星』、『銀河鉄道の夜』である。それぞれの作家がそれぞれの方法で宮沢賢治の世界を描く。

NHKでは、以前にも「星新一ショートショート」での映像化でも、同様の企画が行われている。今回も、実写やアニメーションなど多彩な映像表現になっている。また、『星新一ショートショート』で制作していたクリエイター御影たゆたさん、外山光男さん、半崎信朗さん、海老澤和夫さん、加藤隆さんらが、今回も参加している。
表現の仕方の違いを比べるのも楽しいだろう。それぞれのクリエイターの特色がまた見られることに期待したい。
[真狩祐志]

NHK BSオンライン
/http://www.nhk.or.jp/bs/

「80年後のKENJI ~宮沢賢治21世紀映像童話集~」

2月20日
 『シグナルとシグナレス』 御影たゆた
 『注文の多い料理店』 渋江修平(出演:荒川良々、皆川猿時ほか)<実写&CG合成>
 『やまなし』 外山光男<手描きアニメーション>
 『春と修羅』 藤代冥砂<フォトストーリー>
 『十力の金剛石』 半崎信朗

2月27日
 『なめとこ山の熊』 海老澤和夫<手描きアニメーション>
 『黄いろのトマト』 井上春生(出演:竹財輝之助、我妻三輪子ほか)<実写>
 『月夜のでんしんばしら』 パンタグラフ<コマ撮りアニメーション>
 『薤露青』 柿本ケンサク×大橋トリオ(出演:村上淳ほか)<ショートフィルム>
 『よだかの星』 加藤隆<手描きアニメーション>

3月6日
 『銀河鉄道の夜』 望月一扶(出演・太賀、染谷将太ほか)<実写&CG合成>
《animeanime》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集