1990年から北海道・夕張で開催されてきた映画祭、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭の2013年の開催予定が発表された。2013年2月21日から25日までの5日間、23回目を迎える冬の祭典が行われる。また、開催発表に合わせて、映画祭のテーマも公開された。テーマは《一歩その先へ》とする。状況が混沌とし、不安定な現在だが、映画の持つエンターテインメント力を通じ、「一歩その先」を照らす未来への希望の光になりたいと考えを反映したものだ。さらにポスタービジュアルでは、白クマを思わせるイラストでシンプルに映画祭を表現する。白い背景に青い文字も ゆうばり らしさを演出している。ゆうばり映画祭では、新たな挑戦にも乗り出す。国内映画祭としては初となるメジャー作品も含めた上映をデジタル対応する。非常設館におけるDCP化は、国内映画祭としてはじめての試みとなる。そして気になる上映作品は、現在、各部門その他上映とも最終選定に入っているとのことだ。また、今期オフシアターコンペ部門の応募総数は440作品に及び、前年比で40％増となった。2013年度の各部門上映作品、特別上映、企画作品は、年明け1月に札幌での会見で発表する予定だ。こちらも楽しみなものとなりそうだ。ゆうばり国際ファンタスティック映画祭は、世界で注目が増しているファンタスティック映画祭でも歴史が長い。2006年にそれまで主催者であった夕張市が財政再建団体となり継続が危ぶまれたが、現在は有志に開催され人気を呼んでいる。上映作品は、SF、ファンタジー、ホラー、ＣＧ、アニメーションなど多彩な分野に及ぶ。映像を通じた地域文化の活性化としても注目をされている。ゆうばり国際ファンタスティック映画祭20132013年2月21日（木）～2月25日（月）/http://yubarifanta.com
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