東映アニメの「ガイキング」 ハリウッド実写映画化企画発表 ANEWと協力 | アニメ!アニメ!

東映アニメの「ガイキング」 ハリウッド実写映画化企画発表 ANEWと協力

東映アニメーションとオールニッポン・エンタテインメントワークス(ANEW)は、ハリウッドの著名なプロデューサーであるゲイル・アン・ハードと共同で、『ガイキング』の実写映画企画を開発することを決定した。

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東映アニメーションとオールニッポン・エンタテインメントワークス(ANEW)は、ハリウッドの著名なプロデューサーであるゲイル・アン・ハード氏が率いるヴァルハラ・エンタテインメント(ウォーキング・デッド)と共同で、『ガイキング』の実写映画企画を開発することを決定した。12月19日に、東映アニメーションより発表された。
『ガイキング』は東映アニメーション(当時東映動画)が、1976年にテレビアニメとして製作した『大空魔竜ガイキング』をオリジナルとする。同社によるロボットアニメの代表作のひとつで、巨大ロボットが地球外からの侵略者たちと戦う。また、2005年にも東映アニメーションはテレビシリーズ『ガイキング LEGEND OF DAIKU-MARYU』を制作している。
さらに2010年には、東京国際アニメフェアの会場でCG版のパイロットフィルムが公開されるなど、新たなプロジェクト開発を探ってきた。今回はハリウッド映画として、これを目指すことになった。

企画開発にあたっては、ゲイル・アン・ハード氏がプロジェクトのチーフ・プロデューサーを、東映アニメーションの池澤良幸氏とSOLA DIGITAL ARTSのジョセフ・チョウ氏がプロデューサーを務める。また、ANEWのサンディ・クライマン氏、東映アニメーションの森下孝三氏、さらにティム・クォック氏がエグゼクティブ・プロデューサーとして参加する。
ヴァルハラ・エンタテインメントからは企画開発部長のクリス・ヘニグマン氏が、ANEWからはクリエイティブ部門のヴァイス・プレジデント、アンマリー・ベイリー氏が企画開発の監修をする。日米双方の関係者が積極的にプロジェクトに関わるかたちだ。

ANEWは2011年に産業革新機構の出資により設立された。日本のコンテンツの海外での映画企画開発を進め、世界に発信することを目的としている。2012年初めより本格的に活動している。『ガイキング』は、同社の初の企画開発案件となる。
ANEWは、これまでビジネスモデルが判り難いと指摘されることが多かった。それだけに先例をだすことで、今後のさらなるプロジェクトに弾みをつけることになる。
一方、ゲイル・アン・ハード氏は、ハリウッドの大ヒット作『ターミネーター』、『アルマゲドン』、『エイリアン2』のプロデューサーなどで知られている。現在、大ヒットしているテレビドラマ『ウォーキング・デッド』のエグゼクティブ・プロデューサーである。ハリウッドを代表する映画プロデューサーのひとりだ。

東映アニメーション
/http://corp.toei-anim.co.jp/
ヴァルハラ・エンタテインメント(Valhalla Entertainment)
/http://www.valhallamotionpictures.com/
《animeanime》
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