「サイコパス」スタートで“I.G”を語り尽くしたクリエイターズクロストークをレポート | アニメ!アニメ!

「サイコパス」スタートで“I.G”を語り尽くしたクリエイターズクロストークをレポート

イベント・レポート

本広克行さん、押井守さん、塩谷直義さん、石川光久さん
  • 本広克行さん、押井守さん、塩谷直義さん、石川光久さん
  • 『PSYCHO-PASS サイコパス』クリエイターズクロストーク&1話上映会
  • クリエイターズクロストーク&1話上映会
  • 白熱トーク。
10月11日、東京・新宿バルト9で、プロダクション I.GのSFアニメにフォーカスした大型企画「RE:I.G」の第3弾、上映企画イベント「『PSYCHO-PASS サイコパス』クリエイターズクロストーク&1話上映会」が行われた。
同スタジオ制作の代表作、『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』、『機動警察パトレイバー2 the Movie』を上映し、さらにその夜からスタートする『PSYCHO-PASS サイコパス』の第1話放映と豪華ゲストのトークという盛りだくさんのイベントである。全体で5時間にも及ぶ。平日の夕方スタート、終了も遅めにもかかわらず、会場は満員と大盛況となった。
それもそのはずで、当日クロストークに参加したのは、I.Gに縁の深い注目の大物クリエイターばかりだからだ。

スペシャルゲストには、『踊る大捜査線』で広く知られ『サイコパス』では総監督の本広克行さん、同じくストーリー原案・脚本の虚淵玄さんが登場。さらにこの日上映された2本の映画を監督した押井守監督、『サイコパス』の塩谷直義監督、プロダクション I.Gの石川光久代表取締役が出演する。
トークではこの面々が、『サイコパス』の企画誕生の裏話や「パトレイバー」、「攻殻機動隊」とのつながりなどでかなり切り込んだトークが交わした。白熱したトークはニコニコ生放送で配信もされ、映画館に足を運んだファンだけでなく、多くの人に伝わっただろう。

本広克行さんが広く語るように、『サイコパス』は押井守監督による「パトレイバー」から大きな影響を受けている。しかし、企画の初期段階ではあまりにも「パトレイバー」とかぶってしまうことが問題になっていたともいう。その後、企画に虚淵玄さんが加わり、いったん多くの設定をチャラにして、新たに組み立てられたのが現在の『サイコパス』のようだ。
その虚淵玄さんも、「攻殻機動隊」と喧嘩しない(同じ土俵に立たない)ことを考えたというから、傑作と呼ばれる作品の重みを感じさせる。
入社以来、プロダクション I.Gという塩谷直義さんは、そうした歴史のなかで監督する。しかし、I.Gの印象を「新社屋のトイレがきれい」と意外に軽やか。新しい時代の感覚をみせる。
そんな作品に対して押井監督は、“I.G 25周年記念作品”を引き合いに出し、「25周年作品であることはあまり意味がない。本当に重要なのは25年後も残っていること」と応援をした。

また、イベントではサプライズな発表もあった。かねてより噂されてきた押井守監督の新作についてである。
押井守監督の新作は、プロダクション I.Gが製作するというものだ。しかも、実写にはあまり手を出さなかったスタジオが、実写で挑むという。作品のタイトル、公開時期、スタッフなどの詳細は明かされなかったが、「実写ともアニメーションともつかない」、「制作はI.Gだが、外部スタッフが多い」、「本当にやるの?と言われる企画」と幾つか気になるキーワードが出された。
2012年のプロダクション I.Gの大作は、『サイコパス』だけでなく、『009 RE:CYBORG』、『劇場版BLOOD-C The Last Dark』と押井守監督を源流にするものが多かった。そこに押井監督自身の作品が加わることで、スタジオの作品の豊かさがさらに広がりそうだ。
[数土直志]

「PSYCHO-PASS サイコパス」
公式サイト /http://psycho-pass.com/
《animeanime》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集