米国でポップカルチャーのイベントを運営するリードポップ(ReedPOP)は、毎年ニューヨークで開催されてきた日本アニメ・マンガのファン向けの大型イベントであるニューヨーク・アニメフェスティバル(New York Anime Festival)を、もうひとつの大型イベント ニューヨークコミコン(New York Comic Con)に吸収統合すると発表した。2012年10月11日から14日まで開催されるNYコミコンから実施する。 NYアニメフェスティバルは、2007年にニューヨークのマンハッタンにあるジャビット・センターでスタートし、人気を呼んでいた。2007年から09年まで単独開催された後に、2010年、11年は、主催者が同じNYコミコンと併催となり、同じ会場、同じ日程で行われてきた。2012年からはこれをNYコミコンに完全統合する。
リードポップによれば、日本のアニメ、マンガ、映画、音楽、ゲームなどのプログラムは引き続きNYコミコンのなかで力を入れていく。過去2年間もふたつのイベントは併催だったこともあり、ファンや企業に対する影響は少なそうだ。 一方、リードポップは、ブランドと事務作業の一本化で、効率化が図れる。アニメ・マンガ関連企業出展の窓口、マンガのアーティストアレイ:Anime Artist Alley(個人作家の出展)、トークイベントの申し込みはNYコミコンの事務局に統合される。いずれもNYコミコンの企画の一部となる。既に米国でのアニメ企業の大手ファニメーション、ニューヨークに拠点を持つマンガ出版社ヴァーティカルがNYコミコンへの参加を明らかにしている。