『ゲド戦記』の「テルーの唄」、そして「さよならの夏 〜コクリコ坂から〜」でお馴染みの手嶌葵さんの歌声が、現在、テレビ放映中の『坂道のアポロン』に流れる。5月10日に深夜に放映される第5話「バードランドの子守唄」で、同名タイトルのJAZZスタンダードを手嶌葵さんカヴァーして歌う。アニメ『坂道のアポロン』は、小玉ユキさんが「月刊flowers」(白泉社)に連載する人気マンガを原作に映像化した作品だ。1960年代の九州を舞台に、JAZZを中心に主人公・西見薫、その友人の川渕千太郎、迎律子らの青春を描く。作品の魅力のひとつは、毎回登場するJAZZの名曲の数々だ。音楽と映像のシンクロ、演奏シーンが話題を呼んでいる。手嶌葵さんが歌う「バードランドの子守唄」は、薫が音信不通の母に会うために東京に向かうというエピソードの中に登場する。薫が母へと思いを伝えるシーンに、手嶌葵の美しい声が流れる。「バードランドの子守唄」は1950年代に作曲されたJAZZスタンダートの1曲、女性ヴォーカルの代表的な曲である。今回は敢えて贅沢にオリジナル音源で、手嶌葵版の放映になる。手嶌葵さんは、福岡県出身のアーティスト。2006年の映画『ゲド戦記』の主題歌で一躍注目を浴びる。澄み切った声質が特徴だ。劇中に登場する曲をプロデュースする菅野よう子さんは、今回手嶌葵さんを起用した理由を次の様に説明する。「劇中に出てくるスタンダード曲「バードランドの子守唄」を、主人公の心情を重ねて表現しようと思い、手嶌葵さんを抜擢しました。ビート感がすばらしかった。」人気アニメ枠「ノイタミナ」に登場する手嶌葵さんの歌声に注目したい。アニメ『坂道のアポロン』http:// www.noitamina-apollon.com原作: 「坂道のアポロン」小玉ユキ(小学館「月刊フラワーズ」連載)監督: 辺信一郎脚本: 藤綾子・柿原優子キャラクターデザイン: 城信輝総作画監督: 下喜光音楽: 菅野よう子アニメーション制作: MAPPA/手塚プロダクション[声の出演]西見薫: 木村良平川渕千太郎: 細谷佳正迎律子: 南里侑香深堀百合香: 遠藤綾桂木淳一: 諏訪部順一松岡星児: 岡本信彦
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