宮城県は、近年、ア二メを通じた地域の活性化、雇用創出に力を入れてきた。そうしたなかで2011年3月11日に東日本大震災が起きたことから、震災の記憶を次世代に継承するショートアニメ『猫の棲む島』を制作した。アニメという表現を通じて、「震災が起こったという事実」をより多くの人に情報発信するという。 アニメは「震災の記憶」アニメアーカイブス制作事業として企画された。アニメスタジオである旭プロダクションの宮城白石スタジオが制作している。 『猫の棲む島』の舞台となるのは、震災で大きな被害を受けた街のひとつ石巻市である。石巻は、石ノ森萬画館などを中心に「まんがの街」としての街づくりに取り組んできたことでも知られている。 また石巻市には「猫の島」として有名な田代島がある。ここを題材に、震災発生とその後の状況を描いている。 アニメでは、地震と津波で仲間とはぐれた子猫が仲間と再会を描く。猫たちの体験を通じて震災を描く。 アニメの完成に合わせて、3月9日からは、公式サイトもオープンした。物語のあらすじやキャラクター、スタッフ、予告編も紹介している。 3月18日には、地元・石巻でアニメ上映会も行われている。作品上映のほか、アニメ制作工程紹介やアニメ作りコーナーなどが設けられた。 さらに3月21日水曜日には、BSフジにて23時55分からテレビ放映もされる。こちらで全編を視聴することが出来る。震災復興ア二メ『猫の棲む島』公式サイト /http://www.nekojima.jp/[テレビ放映]2012年3月21日(水) 23時55分~ BSフジ にて