3月3日から3月30日まで、下北沢の短編映画館トリウッドで「ミュージックビデオ・ノイローゼ」と題した特集上映が開始される。この「ミュージックビデオ・ノイローゼ」では、ミュージシャンのハンサムケンヤさんと映像作家の椙本晃佑さんをフィーチャーする。 椙本さんは2005年から自主制作を発表。『Friday Night Fever』や『Full Moon Party』など、一貫してミュージックビデオスタイルでアニメーションを制作してきた。
椙本さんが一躍注目されたのは『the TV show』だ。それぞれ別々の事象が徐々に入り乱れて錯綜していく様が見る者を魅了し、YouTubeでも100万再生を突破した。 昨年から話題になり第23回CGアニメコンテストや第13回DigiCon6でグランプリなども受賞してきた『これくらいで歌う』も、その演出を応用している。 そうした人気を受けて企画された「ミュージックビデオ・ノイローゼ」。『これくらいで歌う』にはハンサムケンヤさんの楽曲が使用されている。『これくらいで歌う』は自主制作であるが、それ以降は仕事としてのコラボレーションが続いており、アニメーション以外の手法も取り入れるなど表現の幅を広げつつある。