東京国際アニメフェア実行委員会は、2月16日に2012年の東京アニメアワードの受賞作品、受賞者を発表した。このうち商業アニメーションを対象に優れた作品を顕彰するノミネート部門のアニメーション オブ ザ イヤーに、スタジオシブリ制作、宮崎吾朗監督の『コクリコ坂から』が選ばれた。アニメーション オブ ザ イヤーは、ノミネート部門のグランプリにあたる。 『コクリコ坂から』は、国内劇場映画部門優秀作品賞、個人部門の音楽賞で武部聡志さんが受賞するなど評価の高さをみせた。2011年邦画興収ナンバーワンの存在感を示した。 一方、今年の大きな特徴は、オリジナルのテレビシリーズの活躍だろう。毎年2作品が選ばれるテレビ部門優秀作品賞には、ふたつオリジナル作品『魔法少女まどか☆マギカ』、『TIGER & BUNNY』が受賞している。 また、例年は劇場作品が受賞することの多い個人部門でも、両作品がそれぞれ2部門ずつを獲得する。『魔法少女まどか☆マギカ』が監督賞（新房昭之）、脚本賞（虚淵玄）、『TIGER & BUNNY』がキャラクターデザイン賞（桂正和）、声優賞（平田広明（ワイルドタイガー/鏑木・T・虎徹））である。 2011年（選考対象は2010年11月1日～2011年10月31日に発表された作品）が、オリジナルテレビアニメの年であったことを感じさせる。東京国際アニメフェア2012公式サイト /http://www.tokyoanime.jp/ja/2012年 東京アニメアワードノミネート部門 受賞作品・受賞者■ アニメーション オブ ザ イヤー 『コクリコ坂から』■ テレビ部門 優秀作品賞 『魔法少女まどか☆マギカ』 『TIGER & BUNNY』■ 国内劇場映画部門 優秀作品賞 『コクリコ坂から』■ 国外劇場映画部門 優秀作品賞 『塔の上のラプンツェル』 ■ オリジナルビデオ部門 優秀作品賞 『機動戦士ガンダムUC』 [個人部門]■ 監督賞 新房昭之（『魔法少女まどか☆マギカ』）■ 脚本賞 虚淵玄（『魔法少女まどか☆マギカ』）■ 美術賞 丹治匠 （『星を追う子ども』）■ キャラクターデザイン賞 桂 正和 （『TIGER & BUNNY』）■ 声優賞 平田広明 （『TIGER & BUNNY』（ワイルドタイガー/鏑木・T・虎徹）■ 音楽賞 武部聡志 （『コクリコ坂から』）
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