「アシスタントが語る石ノ森章太郎」 宝塚の手塚記念館で開催 | アニメ!アニメ!

「アシスタントが語る石ノ森章太郎」 宝塚の手塚記念館で開催

2月11日14時より宝塚市立手塚治虫記念館でミュージアムトーク「アシスタントが語る石ノ森章太郎」が開催される。聴講は

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seajetter.jpg 2月11日14時より宝塚市立手塚治虫記念館でミュージアムトーク「アシスタントが語る石ノ森章太郎」が開催される。聴講は無料(別途記念館入館料)。定員は先着50名。
 これは現在、宝塚市立手塚治虫記念館で開催中の企画展「“萬画(マンガ)”~石ノ森章太郎の世界~展」で実施されるイベントの一環である。今年は秋にアニメーション映画『009 RE:CYBORG』の公開も控えているなど話題が続く中での開催だ。

 石ノ森章太郎は1989年、マンガは「あらゆる事物を、一から萬の駒により表現でき、万人の嗜好に合う、無限大の可能性を含むメディア」であるとして、「萬画宣言」を発した。作品のジャンルはSFから学習マンガ、特撮作品の原作に至るまで多岐に渡る。
 また、2006年に刊行が開始された「石ノ森章太郎萬画大全集」は500巻770作品に及び、「1人の著者が描いたコミックの出版作品数が世界で最も多い」としてギネスに認定されている。

 1989年は、親交のあった手塚治虫が亡くなった年でもある。それから10年後に他界するまで石ノ森は執筆の手を緩めなかった。展示では、手塚との交流のエピソードを交えながら『サイボーグ009』、『仮面ライダー』、などの代表作品の原稿を中心に、作品の世界や石ノ森の思いを紹介する。
 出演は石森プロ所属の早瀬マサトさん。マンガ家・イラストレーター・小説家として活躍している。現在は「月刊ホビージャパン」で『S.I.C.HERO SAGA』、「ハイパーホビー」で『シージェッター海斗』を連載中だ。
 当日はファンとしてだけでなく実際に仕事を傍で見てきた経験から、石ノ森の魅力やエピソード、遺志を継いで描く立場としての気持ちなどを語る。

 なお『シージェッター海斗』は石ノ森の出身、宮城県石巻市のローカルヒーローとして誕生した。昨年は石ノ森記念館が東日本大震災に見舞われ、津波の被害も被って閉館している。『シージェッター海斗』は、復興のシンボルとしても地元に勇気を与えている。それに関しても聞くことが出来るかも知れない。
【真狩祐志】
画像: (c)石ノ森章太郎プロ

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宝塚市立手塚治虫記念館 /http://www.city.takarazuka.hyogo.jp/tezuka/
石森プロ /http://www.ishimoripro.com/
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