米国の翻訳マンガ出版などを手がけるVIZ Mediaによる、日本の復興支援活動が続いている。2011年12月1日に、復興支援を目的としたデジタルによるイラストアンソロジー「ART FOR HOPE」が、同社の電子マンガサイトVIZ Manga.comとマンガアプリ VIZ Manga Appで発売となった。 「ART FOR HOPE」は、震災復興を支援したいという趣旨に賛同したマンガやコミックス、イラストレーターが集結、それぞれ描き下ろしイラストを提供した。VIZ Mediaがこの中から40点を選び出し、電子書籍によるイラストアンソロジーにまとめた。価格は4.99ドルで、全売上を復興支援の寄付とする。このアンソロジーは2012年3月31日まで、期間限定で発売される。
「ART FOR HOPE」は、VIZ Mediaとソフト会社のAutodeskの協力によりスタートした。マンガやコミックスを創り出す立場から、日本の震災復興支援のため何か支援が出来ないかと考えるなかで生まれたプロジェクトである。 クリエイターは作品を提供し、VIZ Mediaは電子書籍の編集や販売を担当する。また、Autodeskはイラストを描くためのソフトSketchBookを提供し、また、作品の展示会などで告知を行う。