壇上に並んだのは、劇中でワイルド7のメンバーを演じる瑛太さん、椎名桔平さん、丸山隆平さん、阿部力さん、宇梶剛士さん、平山祐介さん、松本実さんの7人。さらに深田恭子さん、中井貴一さん、羽住英一郎監督、そして原作者の望月三起也先生も加わった文字どおり豪華な面々である。劇場に訪れた観客を大きく沸かせた。
映画は、バイクや銃を使ったワイルドなアクションが売りとなっている。そして、同時にワイルド7のメンバー同士を初めとする堅い「絆」、人間ドラマも必見だ。
舞台では、今年の漢字にも選ばれたこの「絆」を巡ってトークが交わされた。瑛太さんは、撮影にあたっての人とのつながりを挙げる「つながりがあったから、今まで頑張ってこれたと思っています。みんなで力を合わせて前進していけたらいいと思います」と語る。
また、望月三起也さんは、絆について意外なエピソードを明かした。「数十年前に僕のサッカーチームに入ってきた役者志望の青年が、いつか『ワイルド7』の飛葉役を演じたいと言っていました。その彼が、今ここにいる椎名さんです。飛葉役ではありませんでしたが、この約束を果たす事が出来て、本当に良かったと思います」。長年、愛され続ける作品ならではの話だ。
映画については、「『ワイルド7』という作品を、平面から立体という世界に映し出してくれた羽住監督に本当に感謝しています。作品もすごくカッコよくて、一ファンとして映画を楽しませていただきました」と満足した様子である。
一方、劇場に多くの女性の観客の姿があったことについて監督は、「女性にも楽しんでもらえるか、というのが最初の不安点でもありました。でも、今日は女性が多くて一安心ですね」と。さらに男性については、「最近は、草食男子や見た目は草食、中身は肉食というロールキャベツ男子なんて呼ばれる人もいるそうですが、ワイルド7は見た目も中身も肉食の、から揚げ男子でいきたいと思います!」とワイルドに決める。
最後に瑛太さんが、「彼氏や旦那さん、友達を連れて、是非もう一度観に来て下さい!映画を楽しんでもらえると嬉しいです!今日は本当にありがとうございました」と締めくくった。

『ワイルド7』
12月21日よりロードショー
/http://www.wild7-movie.com