12月16日、白泉社よりアニメーション作家の加藤久仁生さんが描く絵本『あとがき』が発売となった。『あとがき』は、白泉社の絵本情報誌「月刊MOE」で連載中の短編集である。刊行にあたり、全面改稿や描き下ろしも行われている。 同じく白泉社からは前作として『つみきのいえ』の絵本も発売されている。『つみきのいえ』は、同名の短編アニメーションも制作されて東宝からDVDが発売されている。絵本もDVDも共に2008年に発売となったが、翌年の第81回アカデミー賞で短編アニメーション賞を受賞したことで急激に関心が高まり、飛躍的に売り上げを伸ばした。 『あとがき』も『つみきのいえ』と同じく温かみの溢れた絵で描かれている。現在、青森の十和田市現代美術館で開催中の個展「加藤久仁生展」でも一部が展示されている。 十和田市現代美術館での個展の会期は来年1月9日までで、次回は来年2月から東京の八王子市夢美術館となる。個展では新作となる短編『情景』も上映されている。 加藤さんの個展は、来年7月に郷里の鹿児島でも開催が予定されている。今年も加藤さんは催事などで帰郷する機会があり、「絵本ワールド in かごしま」や母校の小学校で講演もした。 加藤さんは映像製作会社・ロボットに所属。ロボットには野村辰寿さん率いるアニメーションスタジオのCAGEもあり、加藤さんのほか、坂井治さんや稲葉卓也さんらが切磋琢磨する。 加藤さんは絵本では、稲葉さんと共に「祐天寺与太郎」の名義で『齋藤さんがゆく』も描いている。【真狩祐志】あとがき /http://www.hakusensha.co.jp/atogaki/当サイトの関連記事/加藤久仁生展 2012年2月に八王子市夢美術館で
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