米国アカデミー賞VFX部門の選考対象に15作品リストアップ | アニメ!アニメ!

米国アカデミー賞VFX部門の選考対象に15作品リストアップ

第84回アカデミー賞のVFX部門(Achievement in Visual Effects)の選考対象となる15作品を発表した。

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 米国の映画芸術科学アカデミーは、2011年公開映画を対象とする第84回アカデミー賞のVFX部門(Achievement in Visual Effects)の選考対象となる15作品を発表した。このリストは作品のなかの視覚効果を対象にしたもので、CGを初めとする映像技術などを評価するものだ。
 今回のリストは、最優秀作品を決めるための第一歩、ノミネートのさらに前の段階にあたる。挙げられた15作品を、一月初めにまず10作品に絞り込む。さらに1月24日にそこからノミネート作品が決定、最終的には2月26日の授賞式にて最優秀賞が発表される。

 4段階にもわたる選考の第一歩ではあるが、作品数が多いだけに逆にアカデミーがどういった作品を評価するのかも分かり興味深い。
 ひとつ目立つのは、やはりSF映画、スーパーヒーローものの強さだ。スーパーヒーローは、『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』、『マイティ・ソー』、『X-MEN: ファースト・ジェネレーション』がある。こうした作品は派手なアクションシーンが多く、VFXが見栄えするからと考えられる。
 また、『ハリーポッターと死の秘宝 part2』、『ミッション:インポッシブル4』、『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』、『猿の惑星:創世記』、『シャーロック・ホームズ2』、『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』とシリーズものが多いのも特徴である。人気が高いシリーズ作品は、より多くの制作資金が投入され、VFXにも予算がかけられていることが影響してそうだ。

 アカデミー賞は作品重視の選考のため、作品賞や監督賞などのノミネートには以外に地味な作品が多い。そうしたなかでVFX賞は、派手な映像ときらびやかさなハリウッド映画らしさをアピールする部門となっている。

第84回米国アカデミー賞 /http://www.oscars.org/ 

VFX部門(Achievement in Visual Effects)の選考対象となる15作品

『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』
『カウボーイ&エイリアン』
『ハリーポッターと死の秘宝 part2』
『Hugo』
『ミッション:インポッシブル4』
『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』
『リアル・スティール』
『猿の惑星:創世記』
『シャーロック・ホームズ2』
『エンジェル ウォーズ』
『SUPER 8/スーパーエイト』
『マイティ・ソー』
『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』
『ツリー・オブ・ライフ』"
『X-MEN: ファースト・ジェネレーション』
《animeanime》
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