動画配信ポータルサイトYouTube日本語版は、12月1日より映画有料配信を行う「映画」カテゴリーをスタートさせた。配信タイトルは、ワーナーブラザース、NBCユニバーサル、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントの大手ハリウッドスタジオの3つ。それに、日本国内からバンダイナムコグループと東映が加わる。 12月1日段階の提供作品数は数百と限られているが、ハリーポッターシリーズ、『機動戦士ガンダムUC』、仮面ライダーシリーズ、スーパー戦隊シリーズ、マトリックスシリーズなどの有力作品が並ぶ。中心価格帯は1作品300円から400円、ストリーミングにより決められて期間内に視聴が可能となる。 YouTubeは有料映画配信の開始について、日本は国内外の映画に対するニーズが強いことを理由に挙げている。ユーザーのニーズを汲み取ることで、世界有数の映画マーケット、そしてインターネットの有料動画マーケットである日本での事業開拓を進める。 またYouTubeは、今後さらに映画などの番組を追加していく。番組提供企業の拡大も予定している。世界最大の動画コミュニティの力とネットワークを活用する。 海外の動画配信サービスでは、今年10月に動画配信サイトHuluが月額定額有料課金で日本市場に参入したばかりだ。こちらも日本の映像エンタテイメントの市場の大きさに着目したものである。 Huluについては海外作品のみで国内タイトルが少ないのが弱点とされていた。これに対してYouTubeは、アニメで強さを発揮するバンダイナムコグループ、そして東映と国内大型コンテンツホルダーとの契約に成功している。 また、現在は日本アニメは数が少ないが、バンダイナムコグループのタイトルがその程度提供されるのか、他の企業が提供を開始するのか注目される。アニメ視聴のサイトとしてどの程度活用出来るかは、今後の動き次第である。 ハリウッドメジャーでは、先日、ニコニコ動画との提携を発表したばかりワーナーブラザースの動きが注目される。出来るだけ多くのサービスプロバイダーに作品を提供していく方針が窺えるからだ。YouTube 映画 /http://www.youtube.com/movies
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