開催から今年で17回目を迎える学生CGコンテストが、最終審査会の様子をインターネットでライブ中継する。11月27日(日)の18時からクリエイティブ情報サイト「DEPARTURE」のネット配信チャンネルDで行う。 世の中には数多くのコンテストが存在するが、その審査の様子は通常は非公開となっている。しかし、学生CGコンテストはこれを公開し、さらにネットを通じて全世界に送り届ける。新しい試みに挑戦する。 学生CGコンテストは1995年に学生によるコンピュータグラフィックス作品を顕彰するイベントとして、CG-ART協会の主催でスタートした。スタート当初は静止画を対象に、その後は動画部門やインタラクティブ部門も加え幅広いCGの才能を送り出して来た。CGアニメーションでも、いくつもの作品が受賞している。国内を代表する若手のためのデジタル分野のコンテストだ。 一方で、CGを取巻くデジタルコンテンツの環境は、近年益々大きな変化を見せている。そこで学生CGコンテストはこうした状況を取り込むために、2011年よりこれまでのコンテストの概念を壊す新しい取り組みに乗り出した。 まず、これまでのCG(Computer Graphics)を(Campus Genius)に読み替えることで、応募作品の間口を一気に拡大した。新しいメディアやテクノロジーを駆使していることを条件に、アート、デザイン、アニメーション、映像、マンガ、ゲーム、アプリなどを選考対象とする。さらに、募集もインターネットやtwitterのみで行うなど新しい時代のメディアを駆使する。 そうして集まった応募作品は全部で633にも及ぶ。この多様な作品を、若手専門家による評価委員会が、まず50作品に絞り込んだ。 今回審査されるのはこの50作品である。審査委員会は、審査委員長の原田大三郎さん(多摩美術大学教授)、画家の木村了子さん、マンガ家佐藤秀峰さん、キュレーターの四方幸子さん、技術家の竹中直純さん、アニメーション作家の水江未来さんから構成される。応募作品と同様、多様なジャンルから登用する。 ライブ中継はでは審査委員の選考理由や講評が語られるほか、TwitterやFacebookを利用した応募者と視聴者も交えたインタラクティブ性も実現する。そのうえで中継のなかで、最優秀賞を始めとする各賞決定までを紹介する。第17 回学生CG コンテスト「受賞作品決定 最終審査会」Web中継11月27日(日)18時より21時配信番組 DEPARTURE-[チャンネルD]/http://www.ustream.tv/channel/dep-art-ure※「学生CGコンテスト」公式サイトのTOPからもリンク。第17回学生CGコンテスト(平成23年度文化庁メディア芸術人材育成支援事業)公式サイト /http://www.cgarts.or.jp/scg/受賞作品展会期: 2012年2月18日(土)~2月29日(水)会場: キヤノン S タワー 2F オープンギャラリー(品川)主催: CG-ARTS協会
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