2010年10月に、多くの人に惜しまれつつ亡くなった首藤剛志さんの追悼展「追悼脚本家・首藤剛志展 ~ゼロから始まる物語~」が、11月23日から東京・杉並アニメーションミュージアムで開催される。関連資料の展示やアニメ上映、トークイベントを通じて、首藤剛志さんの30年以上に及ぶ仕事を振り返る。 開催は2011年11月23日から2012年2月9日までの2ヶ月あまりとなる。長年のファンは勿論、冬休みとも重なるため若い世代にもお薦めだ。一人の脚本家の仕事を通じて、日本のアニメの変遷が感じられるだろう。 首藤剛志さんは、1949年福岡市生まれ。テレビドラマから脚本家のキャリアをスタート、1976年に『まんが世界昔ばなし』の脚本の執筆をきっかけに、数多くのアニメに携わる様になった。代表作は、『銀河英雄伝説』、『機動戦艦ナデシコ』、『戦国魔神ゴーショーグン』、『魔法のプリンセス ミンキーモモ』、『ポケットモンスター』など数多い。 展覧会では、シリーズ構成などを通して作品のテーマや方向性を考え、キャラクターの性格づけを行うなどした首藤さんの業績を紹介する。プロフィールや作品年表などのパネル、写真、直筆原稿、シナリオ、アフレコ台本、ポスターやセル画などが展示される。このなかには首藤さんが生前に小田原市立図書館に寄贈した資料も含まれる。 アニメ上映では、『魔法のプリンセス ミンキーモモ(第2期)』、『戦国魔神ゴーショーグン』、『アイドル天使 ようこそようこ』といった懐かしい作品が並ぶ。 さらに12月18日には、『湯山邦彦監督、首藤剛志を語る』を行う。『ミンキーモモ』、『ポケットモンスター』などの作品で多くの仕事を伴にしてきた湯山監督が首藤さんとの出会いやエピソードなどを語る。こちらは事前の申し込みが必要となる。「追悼 脚本家・首藤剛志展 ~ゼロから始まる物語~」開催期間: 2011年11月23日~2012年2月19日開催場所: 杉並アニメーションミュージアム /http://www.sam.or.jp/入館料: 無料主催: 杉並アニメーションミュージアム協力: 小田原市立図書館、プロダクション リード、小学館集英社プロダクション、スタイル
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