15日、メイン会場のJR小倉駅JAM広場ではオープニングセレモニーも開かれた。オープニングセレモニーには、あるあるフェスタの主催で「あるあるCity」の管理を行なっているアパマンショップホールディングス常務取締役の川森敬史さんや北九州市長の北橋健治さんらが挨拶した。そしてオープニングセレモニーの直後には、早速「遠藤正明&きただにひろし アニソンTALK&LIVE」が開始され、盛り上がりを見せた。
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15日には同じくJAM広場で「田中真弓&きただにひろし『ワンピース』トークショー」などが催されている。
「田中真弓&きただにひろし『ワンピース』トークショー」では、お笑い芸人の土居上野の進行のもとで自己紹介がてら田中真弓さんが自身のオリジナル曲「あたしアマリリス」を絶唱するなどの展開となった。
アニメの『ワンピース』では主人公・ルフィ役の田中さん。「普通原作者って一番てっぺんにいるわけじゃないですか。『俺の作品って思ってる人が多いから、もちろんそうなんだけどアニメーションに対して文句をつける人が多い』のよ」と、漫画原作の尾田栄一郎さんの逸話なども交えた。
「第1話が放送された時に『ズルイなぁ。俺は平面で色もないのに。色がついて動いてこんなに凄いSEとかMEとか声とか入っちゃって勝てるわけないよなぁ』って言ったんですよ。そうしたらみんなが尾田栄一郎のワールドを崩さないようにやろうという意識がより強まるわけですよ」。
最後の方では、きただにさんが『ワンピース』の初代主題歌である「ウィーアー!」と、最新主題歌である「ウィーゴー!」を熱唱して会場は最高潮に達した。JAM広場では翌16日には「漫画家ゆでたまご 嶋田隆司トークショー」などが実施された。
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来春JR小倉駅北口にオープンする「あるあるCity」には、主にアニメやマンガに関するテナントが入居する。なかでも、北九州市漫画ミュージアムも入居することに注目が集まっている。北九州市は、漫画家では松本零士さん、北条司さん、わたせせいぞうさんなどで縁がある。
また2008年に北九州メディアドームが開業10周年を迎えたことを記念した開催を契機として、翌年から北九州メディアドームで毎年「アニうた KITAKYUSHU」が開催されている。
一方同じ九州では、熊本でも漫画ニュージアムの構想が持ち上がっている。熊本は尾田栄一郎さんが出身でもあることから、このところ田中真弓さんが熊本を訪れる機会が増えてきている。
【真狩祐志】
あるあるCity /http://aruarucity.com/
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