宮城県登米市にある石ノ森章太郎ふるさと記念館は、7月16日から10月23日まで人気アニメのエヴァンゲリオンの世界をテーマにした『エヴァンゲリオンの世界』を開催する。夏休み期間、親子や子ども同士で出かける機会が増える時期だけに人気を呼びそうだ。今回の特別企画展では、エヴァンゲリオンの世界に関わる普段はなかなか目に触れることのない企画書や原画などの貴重な資料を展示する。また、アニメ制作の裏側も理解出来る資料として、シナリオや画コンテ、アフレコ台本なども登場する。全高2mの初号機やロンギヌスの槍のレプリカなども来館者を驚かせそうだ。
展示はテレビ放映から15年の間の作品展開も紹介、エヴァンゲリオンから始まり、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』の複製原画、さらにアニメ本編から派生した様々な企画やキャンペーンも取り上げる。エヴァンゲリオンを多面的に知ることが出来る。記念館では、エヴァンゲリオンファンは勿論、作品をよく知らないひ人でも楽しめる特別企画としている。
特別企画展の会場になる宮城県は、3月11日に起きた東日本大震災の災害が特に大きかった地域のひとつだ。ふるさと記念館でも、同じ敷地内にある石ノ森章太郎生家は地震の影響を受けて現在は観覧を中止している。
また、やはり宮城県内にある石巻市の石ノ森萬画館は、震災の影響が大きく臨時休館中となっている。再開の目処が立っていない状態だ。
敢えてこの時期に、東北・宮城県で企画展を実施するのは、災害地域の復興を目指す動きのひとつでもありそうだ。
画像： (c)khara
石ノ森章太郎ふるさと記念館
/http://www.city.tome.miyagi.jp/kinenkan/
開催期間： 2011年7月16日（土）～10月23日（日）
詳細は上記サイトにて確認ください。
