今年もノミネート16作品中にアニメーションも含まれていた。『CLIMBER』(野中晶史)、『rain town』(石田祐康)、『Miniature Bulb Boy』(秦直也 x 高田慎)、『雨の休日』(金子修)、『強迫的な秩序についてのカエル』(永迫志乃)、『おまめ - UNITED COLORS OF BEAN』(あさいやすし)、『そして鉄路は夢をみる』(加藤オズワルド)の7作品であった。
特に石田氏と金子氏と加藤氏は、昨年に続いてノミネートされている。昨年の作品は石田氏が『フミコの告白』、金子氏が『ヤマイグイ』、加藤氏が『ぼくとがおーと、』であった。 一方で、今年の野中氏の『CLIMBER』と永迫氏の『強迫的な秩序についてのカエル』は、昨年輩出された東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻1期の作品で息が長い。またあさい氏の作品 『おまめ - UNITED COLORS OF BEAN』も、これまで各コンテストを賑わせてきた。 このほかのプログラムにおけるアニメーション作品は、フランス映画短編集35mmフィルム上映で『ロープ La Femme a cordes』 (Vladimir Mavounia-Kouka)が見られた。