日本マンガ学会は、第11回となる今年の大会を高知市で開催する。7月2日と3日の2日間をかけ、研究発表・フォーラム、さらにシンポジウムを予定する。日本マンガ学会はマンガ研究と研究者交流の促進を目的とする学術団体で、毎年行われる大会では大学を中心に様々な分野から研究発表が行われる。 本年の研究口頭発表は10コマ、諷刺画家や4コママンガeラーニング、横山隆一など多彩な内容だ。全体の半分を女性マンガ関連が占めているのも今回特徴だ。今回は初期「ボーイズラブ」や韓国の女性向けのマンガなど5つがそうした領域に近いものとなった。このほか口頭発表以外にも、5つのポスター発表が行われる。 また、大会では研究発表のほか、フォーラムやシンポジウムも行う。フォーラムのテーマは「表現規制問題を考える」、シンポジウムは「マンガと地域性」にフォーカスする。 地域性を取り上げるのは、大会が毎年高知で開催されるまんが甲子園が今年で20回を迎える記念関連事業とされているためのようだ。まんが甲子園は、近年、脚光を浴びるマンガを通じた地域活性化の先駆的存在とも言えるからだ。シンポジウムのテーマは、「<地方>の発見」、全国に広がる地方/地元マンガ」、「高知のマンガ、マンガの高知」の3つとなっている。 大会は学術的な発表が中心なため、かなり専門的な内容となりそうだ。それでも、こうした領域に関心がある人にとっては興味深いものとなるに違いない。事前参加申し込みは受付けていないが、日本マンガ学会会員以外でも参加は可能とのことだ。 一般参加は研究発表とフォーラムの7月2日、シンポジウムの行われる7月3日、いずれも500円である。大会の詳細やプログラムについては、日本マンガ学会の公式サイトにて確認出来る。日本マンガ学会 /http://www.jsscc.net/
“遊郭”ってどんなところ? アニメの舞台にもなる“吉原”“遊女”などの実態を解説した書籍「江戸の色町」が重版 2021.12.3 Fri 11:15 『鬼滅の刃』『さくらん』『江戸モアゼル』をはじめ様々なマン…