コンテンツ文化史学会は、アニメ、マンガ、ゲームから映画、音楽、ネットまで、コンテンツと呼ばれることの多い文化領域の研究の目的とする。設立は2009年と歴史は浅いが研究領域自体が新しいこともあり、従来のアカデミックの枠に捉われない試みでも注目されている。 その2011年最初の例会が、6月11日に13時から東京・神田の共立女子大学神田一ツ橋キャンパス本館にて開催される。研究者以外でも話題なることが多い例会は、今回も興味深いものとなりそうだ。 今回の研究発表は、「「少女」の歴史、ときめきの軌跡」と題して少女文化をテーマとする3つ研究発表を行う。3人の研究者が女性誌、乙女ゲーム、マンガと異なる文化から、様々なメディアにおける「少女文化」の形成と展開を考える。 嵯峨景子氏(東京大学大学院学際情報学府博士後期課程)が取り上げるのは、「1910年代の女性誌にみる少女文化の形成」。また、コーエーテクモゲームスの塚口綾子氏は、「少女が愉しむ恋愛ゲーム(仮)」にて作品が生みだされる現場から、乙女ゲームと知られるジャンルについて考える。沼田知加氏(共立女子大学文芸学部教授)、「「少女」文化から「女子」文化へマンガが拓く過去・現在・未来」でマンガにおける少女文化の研究を発表する。 研究会の参加はコンテンツ文化史学会員が無料、それ以外は参加費が500円となる。また、当日の参加については、申込みの状況に応じてアナウンスするとのこと、申込み前に学会サイトにて内容を確認して欲しいとのことだ。 ■ コンテンツ文化史学会2011年第1回例会「「少女」の歴史、ときめきの軌跡」/http://www.contentshistory.org/2011/05/17/967/日時: 6月11日(土) 12時半開場、13時開始場所: 共立女子大学神田一ツ橋キャンパス本館12階1206講義室参加費: 500円(会員は無料)司会 吉田正高 (東北芸術工科大学)[発表者] 嵯峨景子 (東京大学大学院学際情報学府博士後期課程) 「1910年代の女性誌にみる少女文化の形成」 塚口綾子 ((株)コーエーテクモゲームス) 「少女が愉しむ恋愛ゲーム(仮)」 沼田知加 (共立女子大学文芸学部教授) 「「少女」文化から「女子」文化へマンガが拓く過去・現在・未来」
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