愛知県知多郡武豊町の武豊町民会館で、3月20日より武豊アニメーションフィルムフェスティバル(TAFF)11が開催される。TAFFは自主制作のアニメーションにフォーカスしたイベントで、今年で7回目を迎える。 武豊町教育委員会、NPOが主催、14時から20時までの6時間のプログラムは、注目のアニメーションを紹介する第1部、第2部は映像系音楽ユニットをゲストに招き音楽と映像の関わりを体験する。全体で、アニメーションの持つ現在の姿を一望する。 第1部では、佐藤美代さんのセレクションによる上映、土居伸彰さんをゲストの招いた「世界の短編アニメーションの現在 2010-2011」、2010年の注目作品を集めた「TAFF '11セレクション」となる。作品はそれぞれの独自の視点で選ばれており、それ自体が楽しめそうだ。 第2部ではまず、クリエイティブ・ヒップホップ・ユニットALT から村井智さんをゲストに招き、映像と音楽のクロスオーバーな活動を聞く。今年のTAFFのテーマは「Sound × Vision × Social」である。そうしたテーマを体現することになりそうだ。 イベントは1日券が学生1200円、一般1500円、プログラムごとの場合は学生800円一般1000円、保護者が同伴の小学生以下は無料となる。 東日本各地では、東北関東震災の影響によりアニメ、アニメーション、文化関連のイベント中止が相次いでいる。しかし、TAFFは開催地が震源から離れた愛知県であることが幸いした。一部プログラムの変更の可能性はあるものの、例年どおり開催し、アニメーション文化の発信を行う。 また、主催者によれば、入場収入と物販売上げの一部を募金にあて、また会場内に募金箱を設置する。イベント中止が相次ぐ中で、貴重な場となりそうだ。武豊アニメーションフィルムフェスティバル(TAFF)/http://www.pigeon-label.com/ 日時: 3月20日(日)14時~20時料金: 学生 1日 1200円/各プログラム券 800円一般 1日 1500円/各プログラム券1000円※小学生以下無料(但し父兄同伴のこと)会場: 武豊町民会館 響きホール(2F)主催: 武豊町教育委員会、NPOたけとよ企画: 吉田雅彦(pigeon)展示協力: 「Sustanime」プロジェクト(早川貴泰)