古くから多くの文化人に愛されてきた東京・阿佐ヶ谷界隈は、とりわけアニメーションやマンガにとって縁の深い街である。かつて東京ムービーやマッドハウスが拠点を置き、現在もサテライト、A-1 Pictures、GONZOなどスタジオを構える。また、マンガでは永島慎二が居住していたことで知られる。 そんな阿佐ヶ谷のアニメーション文化シーンを彩る中に、阿佐ヶ谷の北に位置する映画館ラピュタ阿佐ヶ谷とそれに隣接するアート・アニメーションのちいさな学校がある。 そのアート・アニメーションのちいさな学校が、この春に阿佐ヶ谷の街全体をアニメーションとマンガのギャラリーに変えてしまう楽しい企画を始めた。3月3日から4月3日まで行われる「アートマップ阿佐ヶ谷 アニメーションとまんが展」である。 企画のコンセプトは街中の風景のなかに、アニメやまんがに関する様々な作品、資料を展示するというものである。カフェや飲食店、ギャラリーから会社、神社まで、その数は71か所にも及ぶ。 展示されるのは、アート・アニメーションのちいさな学校の生徒や卒業生の作品制作に用いた人形や美術セット、ドローイング、原画など。また講師を務める真賀里文子さん、久里洋二さん、小林準治さん、山本二三さん、ユーリー・ノルシュテインさんらの作品も展示する。さらに永島慎二さん、畑中純さん、鈴木翁二さん、つげ義春さんなどマンガ家の作品も並ぶなど。様々な作品が楽しめる。 これらの展示物にはそれぞれQRコードがついており、携帯端末連動させた動画も楽しめる。展覧会企画のために、街なの展示マップも制作されている。地図と携帯を片手に阿佐ヶ谷の街を歩き出せば、春の風に吹かれながらのアニメーションやマンガ鑑賞散策となる。「アートマップ阿佐ヶ谷 アニメーションとまんが展」/http://www.laputa-jp.com/school/artmap2011/3月3日~4月3日アートマッププロジェクトラピュタ阿佐ヶ谷、アート・アニメーションのちいさな学校、ラピュタアニメーションフェスティバル事務局、(株)細田工務店、元我堂、ギャラリーオノマトペ、(株)香染美術、jazz bar KLAVIER、阿佐ヶ谷ヌクスタジオ 後援:杉並区
劇場版「鬼滅の刃 無限列車編」初のリバイバル上映が決定!シリーズ振り返る「鬼滅シアター」4月より開催 2025.3.1 Sat 20:58 『劇場版「鬼滅の刃」無限城編』第一章の公開に向け、2025年4月…