
スタジオジブリの作品は、近年は夏休みシーズンに公開されるようになっている。多くの劇場・スクリーンを稼働させ、大規模なムーブメントを生みだす。『コクリコ坂から』も、こうした大きな公開になりそうだ。また、この夏のアニメ映画、そして映画界全体の目玉作品とした注目されるだろう。
『コクリコ坂から』は、1980年にマンガ雑誌「なかよし」に連載された高橋千鶴さん、佐山哲郎さんによる作品を映画化したものだ。原作を読んだ宮崎駿さんが映画化を発案した。同作はかつて一度スタジオジブリの中で映画化を検討されたが、その際には実現に至らなかった。
今回、あらためて映画化企画として浮上した。映画の発案・企画を宮崎駿さんとし、2006年公開の『ゲド戦記』に続き宮崎吾朗さんが監督を務める。宮崎駿さんと吾郎さんの親子が伴に参加する初作品というのも話題だ。
物語の舞台は1980年から1963年の横浜に置き変えられる。港のみえる丘で繰り広げられるアニメ映画に、大きな期待が集まる。
『コクリコ坂から』 /http://kokurikozaka.jp/
7月16日(土)より、全国東宝系ロードショー
企画: 宮崎 駿
原作: 高橋千鶴・佐山哲郎「コクリコ坂から」(角川書店刊)
監督: 宮崎吾朗
主題歌: 手嶌 葵(ヤマハミュージックコミュニケーションズ)
プロデューサー: 鈴木敏夫
制作: スタジオジブリ