1月12日からベトナムの首都ハノイで、日本のアニメを特集するイベント日本アニメーション映画祭「発見! 日本アニメーションの魅力」が開催される。5日間にわたるイベントは、文化庁主催、国際交流基金ベトナム日本文化交流センターが共催する大掛かりなものだ。日本のアニメ映画が本格的にハノイで紹介される初の機会となる。 今回の映画祭は、文化庁が2004年より進めている「アジアにおける日本映画特集上映事業」の一環だ。同事業はアジア地域での日本文化への理解の深まりなどを趣旨に行われている。2010年度は昨年11月に韓国・ソウルでも行われた。ハノイでは過去10年間に制作されたアニメーション映画にフォーカスしたプログラムになった。 ベトナムでも人気の高い日本のアニメだが、これまで日本の劇場アニメは十分紹介されて来なかった。今回はそれらをまとめて紹介する貴重な機会となる。 上映される8作品は、いずれも国内外で高い評価を受けたものばかりだ。映画祭のオープニングは原恵一監督の『カラフル』、上映にあたっては日本から訪れた原監督による挨拶もある。 原監督以外のゲストも豪華だ。『マイマイ新子と千年の魔法』の片渕須直監督、『昆虫物語みつばちハッチ〜勇気のメロディ〜』のアミノテツロ監督は、舞台挨拶と上映後のトークも行う。2010年に逝去された今 敏監督の『千年女優』では、マッドハウスの丸山正雄プロデューサーが舞台挨拶を行う。このほかの上映作品は『千と千尋の神隠し』、『マインド・ゲーム』、『サマーウォーズ』、『REDLINE』などである。 また、声優の斎賀みつきさんによるトークとミニライブも予定されている。ベトナムに日本の声優が訪れることはまだまだ珍しいだけに人気を呼びそうだ。 ベトナムは中国の陰になり目立ちにくいが、人口およそ8600万人を擁する東南アジアの大国のひとつだ。近年、その豊かな人資源と経済成長により、日本からの進出も増加している。また、親日的な国としても知られている。 今回の日本アニメーション映画祭も、そんな両国の交流を親しみやすいアニメを通じてさらに深めるものと言えそうだ。日本アニメーション映画祭「発見! 日本アニメーションの魅力」 主催: 文化庁共催: ベトナム文化スポーツ観光省映画局、国立映画センター、一般社団法人ジャパン・イメージ・カウンシル、国際交流基金ベトナム日本文化交流センター後援: ベトナム日本国大使館協力: 日本アニメーション協会、一般社団法人日本映画製作者連盟、一般社団法人日本動画協会、 公益財団法人ユニジャパン 会期: 2011年1月12日(水)~16日(日)会場: 国立映画センター
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