一般社団法人日本レコード協会は、1月5日、第25回日本ゴールドディスク大賞授賞式を東京・千代田区のホテルニューオータニにて開催し、2010年の受賞作品とアーティストを発表した。作品とアーティストの選考は、2010年1月1日から10月31日までの売上げに基づいて行なわれる。売上データから2010年に日本で最も親しまれた作品とアーティストを選出する。 このうちアニメーション関連楽曲のアルバムを対象にした「アニメーション・アルバム・オブ・ザ・イヤー」に、エイベックス・マーケティングが発売した『ONE PIECE MEMORIAL BEST』が選ばれた。同アルバムは、『ONE PIECE』のテレビアニメ放送開始10周年を記念したコンピレーションアルバムである。歴代のテレビアニメ主題歌を中心に全35曲を2枚のCDに納めた豪華版だ。 作品の人気の高さに加えて人気アーティストが多数登場することで支持を集めた。『ONE PIECE』はマンガ、劇場映画、キャラクター商品などが2010年を通じて大ヒットになったが、音楽でも同様にブームを引き起こした。また、昨年の『銀魂BEST』(アニプレックス)に続くベスト盤の受賞は、この分野のベスト盤の強さを示した。 2010年はサウンドトラック・アルバム・オブ・ザ・イヤーでも、アニメ分野から受賞作がでた。映画音楽のアルバムから選定するこの賞は、映画『借りぐらしのアリエッティ』の音楽を集めた『借りぐらしのアリエッティ サウンドトラック』(徳間ジャパンコミュニケーションズ)となった。 映画はスタジオジブリの最新作、メアリー・ノートン原作の『床下の小人たち』を米林宏昌監督が映像化した。2010年の邦画では最大のヒット作だけに、サウンドトラック・アルバム・オブ・ザ・イヤーの受賞も納得の行くところだ。アルバムではハープ奏者のセシル・コルベルさんが歌う主題歌「Arrietty's Song」などが人気を集めた。THE JAPAN GOLD DISC AWARD2011 公式サイト /http://www.golddisc.jp/ [アニメーション・アルバム・オブ・ザ・イヤー]「ONE PIECE MEMORIAL BEST」 エイベックス・エンタテインメント [サウンドトラック・アルバム・オブ・ザ・イヤー]「借りぐらしのアリエッティ サウンドトラック」 セシル・コルベル 徳間ジャパンコミュニケーションズ
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