若手のアニメーション作家として、国内外で注目を集める和田淳さんの作品を特集した企画上映「和田淳と世界のアニメーション」が東京・渋谷のシアター・イメージフォーラムで開催されている。上映は11月26日まで、いずれも21時スタートだ。 和田淳さんは2004年ASK映像祭2004大賞、ノーウィッチ国際アニメーションフェスティバルBest Short Film、ファントーシュ国際アニメーション映画祭グランプリなど国内だけでなく海外でも活躍する。鉛筆による繊細な描線が特徴となっている。 プログラムは和田淳さんがこれまで手掛けた全13作品、ベネチア国際映画祭出品作『春のしくみ』やファントーシュ国際アニメーション映画祭グランプリ『わからないブタ』、ノーウィッチ国際アニメーション映画祭グランプリ『鼻の日』などを含む。いま最も期待される若手作家の一人である和田淳さんの世界を体験するチャンスとなる。 上映会では併せて、近年の国際アニメーション映画祭シーンを賑わした良質なアニメーションも紹介する。その多くは日本初上映となる。いま世界のアニメーションの最先端で何が起きているのかも知ることが出来る。 また期間中、毎回ゲストを招いたトークが行われる。23日にはメディアアーティストとして世界的に知られる藤幡正樹さん、24日はアニメーション作家の古川タクさん、25日は上映プログラムに組み込まれた『指を盗んだ女』の監督 銀木沙織さん、さらに26日にはマンガ家しりあがり寿さんと多彩だ。 さらに会場ではDVD「和田淳作品集2002-2010」の特別先行販売も行う。DVDは12月に発売予定だが、これまでの和田淳作品を一望するのに最適だ。 「和田淳と世界のアニメーション」/http://calf.jp/special/special003.html 2010年11月20日 ~ 2010年11月26日 各日21:00より シアター・イメージフォーラム[ゲストトーク]11月20日(土) 和田淳、初日舞台挨拶 21日(日) 鈴木卓爾(映画監督、『ゲゲゲの女房』) 22日(月) 水江未来(Aプログラム上映『PLAYGROUND』監督) 23日(火・祝) 藤幡正樹(メディアアーティスト) 24日(水) 古川タク(アニメーション作家) 25日(木) 銀木沙織(Bプログラム上映『指を盗んだ女』監督) 26日(金) しりあがり寿(漫画家) 各日ともにトークは上映前(21時~)前売: 1回券1300円、2回券2500円 [Pコード:462-299]当日: 一般1500円、学生1300円、会員1000円*プログラムの詳細は上記サイトにて確認ください。