12月3日から5日まで、岐阜県高山市において飛騨国際メルヘンアニメ映像祭2010が開催される。2002年から開始された飛騨国際メルヘンアニメ映像祭は、今回で10回目の節目となる。岐阜県のマンガ立県施策およびデジタル・コンテンツを中心とした地域の活性化を目的に、産業や文化の普及、啓蒙、振興に注力してきた映像祭である。 前回は「『つみきのいえ』とROBOTアニメーションスタジオケージの世界」と題した上映や企画展示なども行われた。映像制作会社ROBOTに所属する加藤久仁生氏が監督した『つみきのいえ』は昨年、第81回アカデミー賞で受賞したことで知られる。2008年に第7回メルヘンアニメ・コンテストでも最優秀作品賞を受賞していることにちなんで実施されていた。 今回は『マイマイ新子と千年の魔法』や『劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール 幻影の覇者 ゾロアーク』の上映、世界最高齢作家集団G9+1の新作上映&トークなどが予定されている。 また、第9回メルヘンアニメ・コンテストの受賞作品が発表されている。今回、第9回メルヘンアニメ・コンテストには22の国と地域から142作品が集まり、最優秀作品賞に助川勇太氏の『灯花』が選ばれた。この作品は飛騨まんが王国国民賞も併せて受賞となった。 このほかの主な受賞では特別奨励賞に水江未来氏の『MODERN』、奨励賞の1作に大桃洋祐氏の『farm music』、審査委員特別賞に千葉光希氏の『カランコロンの音がする。』と三角芳子氏の『Googuri Googuri』などとなっている。 大桃氏は昨年は『輝きの川』で飛騨まんが王国国民賞を受賞している。千葉氏の『カランコロンの音がする。』は、第6回吉祥寺アニメーション映画祭でスタジオディーン賞など、三角氏の『Googuri Googuri』は第4回こどもアニメーションフェスティバルでグランプリなどを受賞してきた。 飛騨国際メルヘンアニメ映像祭2010では、この第9回メルヘンアニメ・コンテストの授賞式と受賞作品上映も行われる。【真狩祐志】飛騨国際メルヘンアニメ映像祭 /http://www.hida-anime.jp/当サイトの関連記事/第9回飛騨国際メルヘンアニメ映像祭12月5日開催 受賞作品発表第9回メルヘンアニメ・コンテスト 受賞作品最優秀作品賞/飛騨まんが王国国民賞 『灯花』 助川勇太特別奨励賞 『MODERN』 水江未来高山市長賞 『いのちのき』 福留竜介奨励賞 『UKADI PUKDI』 DHRUVRAO,JAIKAR MARUR/SWARUP DEB,ANUJKUMAR/AVINASH MEDHE(インド) 『farm music』 大桃洋祐 『Papa's Lullaby』 Kim Hyun-gyung(韓国)審査委員特別賞 『カランコロンの音がする。』 千葉光希 『Googuri Googuri』 三角芳子子供メルヘン大賞 『ニワトリ物語~育む時のなかで~』 篠原健太子供メルヘン賞 『SAKURA』 川田和賜
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