「ラピュタ」「山田くん」BD化で 叶井・倉田夫妻がジブリを語る | アニメ!アニメ!

「ラピュタ」「山田くん」BD化で 叶井・倉田夫妻がジブリを語る

1986年の宮崎駿監督の『天空の城ラピュタ』、1997年高畑勲監督の『ホーホケキョ となりの山田くん』のふたつである。

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fusai2.JPG スタジオジブリが旧作映画のBlu-ray Disc化を進めている。今年7月14日に、宮崎駿監督の初期の作品『風の谷のナウシカ』がその第1弾としてBlu-ray Disc化、発売となり大きな話題を呼んだ。そして、その第2弾が12月22日に発売される。
 作品タイトルは1986年の宮崎駿監督の『天空の城ラピュタ』、1997年高畑勲監督の『ホーホケキョ となりの山田くん』のふたつである。少年少女の活躍するファンタジーと最先端のデジタル技術で日常を舞台にしたコメディーを映像化した対照的な作品の同時発売となる。

 このブルーレイディスクの発売を記念して、11月12日、東京・蒲田の日本工学院専門学校 蒲田キャンパス 片柳記念ホールにてマンガ家 倉田真由美さんと映画プロデューサー叶井俊太郎さんの夫妻が特別講義を行なった。倉田真由美さんはマンガ『だめんずウォーカー』などの代表作を持ち、叶井俊太郎さんは『アメリ』や『いかレスラー』といった作品を世に送り出してきた。
 当日は講義に参加したおよそ340名の学生とまずブルーレイの映像特典『となりの山田くん』メイキング映像を鑑賞した。その後、それぞれ異なった立場から、シブリ映画を通じた「名作を作り出すことの大変さ」や「名作の裏側」を語った。

 叶井さんは自身がプロデュースした『ダークブルー』という飛行機乗りの映画での宮崎監督やスタジオジブリの鈴木プロデユーサーとの思い出を紹介。
 倉田さんは、『となりの山田くん』の家族という視点からの話だ。「ブルーレイソフトのコピーが「最初からあきらめてるのが、家族」となっているのですが、これはすごく腑に落ちました。自分で家族は選べないし。」と自らの家庭と映画を重ね合わせる。

最後にと二人から
叶井さんは、「若いうちは沢山間違えていいと思います。僕は4度結婚して、自己破産しても今は社員として働いていけているので。」
倉田さんは「嫌いじゃないことを仕事にするくらいがちょうどいいし、その方がどんな仕事も長続きするかもしれないですね。」
と学生さんたちにメッセージを贈った。

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/http://disney-studio.jp/ghibli/special/lineup/

[ジブリがいっぱいCOLLECTION]

■ 天空の城ラピュタ』 ブルーレイディスク 
価格: 7140円(税込) 1986年製作/日本/本編約124分 
映像特典: 北米版本編・絵コンテ・アフレコ台本など
■ 『ホーホケキョ となりの山田くん』 ブルーレイディスク
価格: 7140円(税込) 1999年製作/日本/本編約104分 
映像特典: 「スーパーテレビ最前線 独占密着15カ月!映画『となりの山田くん』の秘密」

2010年12月22日 ブルーレイディスク発売
《animeanime》
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