ドリームワークス・アニメーションによる世界的な大ヒットアニメーション『シュレック』シリーズが、いよいよ完結を迎える。国内では12月18日より全国公開される『シュレック フォーエバー』だ。 シリーズ4作目となった本作は、いまや良き夫、良き父として全ての幸せを手にしたシュレックが昔のような気ままな生活に贈りたいと願ったことから過去最大の危機に直面する。ペテン師の魔法使いランプルスティルスキンに騙されて、誰も自分のことを知らないパラレルワールドに飛ばされる。そのうえほっとくとシュレックはおとぎの国と伴にこのままでは消滅する。シュレックの最後の戦いが始まる。 この『シュレック フォーエバー』が、10月28日、東京国際映画祭の特別招待作品として上映された。3D映画に特にスポットを当てた映画祭の注目の作品となっている。また、映画のもうひとつの話題は、2001年から続く映画の豪華声優陣だ。本国ではマイク・マイヤーズ、エディ・マフィ、キャメロン・ディアス、アントニオ・バンデラスらが演じる各キャラクターは、各国語版でもそれぞれの国の人気俳優が演じる。 そして、10月28日夜、TOHOシネマズ六本木で行われた公式上映では、本作の声を演じた俳優たちが舞台挨拶のために姿を見せて会場を沸かせた。登壇したのはフィオナ役の藤原紀香さん、ロバのドンキー役の山寺宏一さん、そして今回新たな敵ランプルスティルスキンを演じる劇団ひとりさんである。 およそ10年もの間演じたとあって藤原紀香さん、山寺宏一さんは、今回のアフレコにも感慨深い様子だ。「これが最後だと思うと悲しい思い。それに本作はシリーズ最高傑作だと思います」と話す。また、最後だけれど、みんなが声をあげればその次もあるはずと本作のヒットでさらなる続編を期待するコメントも。 藤原紀香さんも「こんなに世界に愛されているアニメに出演出来て本当に良かったと思います。シュレック リターンズがあることを信じています」と。こちらも今後の展開を期待する発言となった。 一方、今回初出演の劇団ひとりさんは、「見よう見まねで頑張りました。何度もダメだしされました」とその苦労を紹介した。 本作は12月18日より、3D、そして2Dで全国公開をする。冬休みの話題作として人気を呼びそうだ。 (C) 2010 DreamWorks Animation LLC. All Rights Reserved.『シュレック フォーエバー』 /http://www.shrek-forever.jp/12月18日(土)より新宿ピカデリー他 全国ロードショー配給: パラマウント ピクチャーズ ジャパン
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