10月1日から3日まで、英国・ロンドンのブリック・レーンにて開催された日本のポップカルチャー イベントHYPER JAPAN LONDON 2010は、開催3日間で延べ12951人の来場者が訪れたと発表した。主催者のイート・ジャパン/クロスメディアによれば、この結果は当初の予想を上回る盛況となり、若者のほか20代から40代、さらに家族連れなど幅広い世代から参加があった。また、参加者の95%が現地の英国人であったという。 これまでフランスのジャパンエキスポなど世界各地に日本のアニメやマンガ、音楽などをテーマにしたイベントがあるなかで、英国にはそうしたイベントが少なかった。HYPER JAPAN LONDONは、そうした英国の日本ポップカルチャーのファンのニーズに応える目的で始まった。 およそ1万人という数はフランスのジャパンエキスポの17万人に較べるとだいぶ少ないが、これまで日本のアニメ・マンガファンの数は多くないとされてきた英国での開催、第1回目ということを考えれば大成功と言っていいだろう。
HYPER JAPAN LONDON 2010の成功は、初回にも関わらず英国と日本から、アニメ、フィギュア、マンガ、日本食など53の企業ブースの出展があったこと、3日間にわたり多彩なイベントを行なったことが理由だ。また日本カルチャーの紹介ということで、在英国大使館、日本貿易振興機構、日本政府観光局、国際交流基金が後援を行い、日本動画協会や映像産業振興機構なども協力した。 クロスメディアは英国では日本のアニメ放送も少ないが、インターネットを通じて相当数の日本ニメファンがいるとする。今後も日本人の手によって本物を提供することで、違法コピーを含めた現在のビジネス構造を変え、海外での日本のコンテンツビジネスの新たな道をつけたいと、今後の展望示す。