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「風の谷のナウシカ」 オリコンランキング3部門で総合トップ

 7月14日にウォルト・ディズニー・ジャパンより発売された『風の谷のナウシカ』のBlu-ray Disc(BD)が、7月26日付のオリコンBDランキングで総合1位となった。

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 7月14日にウォルト・ディズニー・ジャパンより発売された『風の谷のナウシカ』のBlu-ray Disc(BD)が、7月26日付のオリコンBDランキングで総合1位となった。ランキングは7月12日から18日までの1週間の売上を集計したもので、売上枚数は2万枚であった。映画の劇場公開は1984年、公開から26年を経て発売された作品のBD売上としては驚異的と言っていいだろう。
 『風の谷のナウシカ』は、スタジオジブリの前身となるアニメスタジオ トップクラフトが宮崎駿監督のもと制作した宮崎駿監督の初期の代表作だ。今回はスタジオジブリの奥井敦さん、パナソニック ハリウッド研究所の柏木吉一郎さんらがBD化のために、公開当初の画質の再現に挑んだ。
 また、本作はスタジオジブリが『崖の上のポニョ』のBD発売後、その技術の成果を受けて初めて手掛ける旧作のBD化でもあり、その成果に大きな関心が集まっていた。好調なBDセールスは、こうした努力が評価されたものだろう。

 『風の谷のナウシカ』は1997年9月にビデオ版で、2003年11月にはDVD版が発売されている。いずれの発売の際にも、それぞれがオリコンのビデオランキング、DVDランキングで総合1位となっている。今回はBDでも再び1位となり、同一タイトルでビデオ、DVD、BDの3部門で1位を獲得したことになる。これはオリコンランキング史上初の快挙だという。
 これまでビデオとDVDの2部門獲得では、『タイタニック』や『ハリー・ポッターと賢者の石』などハリウッドの大作映画などがある。また、同じ宮崎駿監督の『となりのトトロ』や『千と千尋の神隠し』などもこれに名を連ねる。今後もスタジオジブリによる旧作のBD化は進められると見られるから、新たな記録も誕生するかもしれない。

 一方、7月17日には宮崎駿監督が企画・脚本を手掛けた『借りぐらしのアリエッティ』が劇場公開をスタートし、好調な出足を見せている。また、同じ17日には東京都現代美術館では「借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展」も始まった。さらに日本テレビの7月の金曜ロードショーでは、4週連続のスタジオジブリ作品のテレビ放映をしている。子どもたちも羽を伸ばす夏休みシーズンをジブリ一色で塗りつぶすかのようだ。

オリコン /http://www.oricon.co.jp/
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