キャラクター会社のサンリオは今年創業50周年を迎えるのを記念して、同社が製作した劇場映画6作品をリバイバル特別上映する。東京・港区のお台場シネマメディアージュにて、8月10日から15日まで、日替わりで懐かしい作品が登場する。各日1作品1回のみの上映、料金は大人、子ども共通で1000円、特別前売り鑑賞券は税込900円である。 上映作品のうち4作品は劇場アニメで、1981年公開の『シリウスの伝説』と『ユニコ』、1985年公開の『妖精フローレンス』、そして1979年に公開された人形アニメーション『くるみ割り人形』と一時代を築いたサンリオアニメの代表作が並ぶ。このほか実写映画の『キタキツネ物語』、1977年に米国アカデミー賞最優秀長編ドキュメンタリー賞受賞した『愛のファミリー』が含まれる。 サンリオの劇場アニメーション製作は、グローバルレベルのアニメーション映画を目指して1974年にスタートした。海外での公開を前提に、豊富な資金と手間をかけた作品を次々に生みだした。今回上映される映画は、そうしたなかでも特に評価の高かった作品である。 『くるみ割り人形』はホフマン/チャイコフスキーの原作をもとに、5年もの歳月を費やしストップモーションで制作している。国内人形アニメーションの第一人者、真賀里文子さんがアニメーターとして参加した。日本の人形アニメーション史の中でも特筆すべき大作のひとつである。 『シリウスの伝説』も手間のかかった作品である。製作期間は3年、8万枚のセル画を使用しフルアニメーションを目指した。原作はサンリオの創業者辻信太郎さんが自ら行っている。また、『ユニコ』は、マンガ家手塚治虫さんの原作を映像化したファンタジーアニメである。こちらも細部まで丁寧に作られた映像が見どころになる。 サンリオの劇場映アニメーションは2007年まで24本が制作された。このほかにも『星のオルフェウス』、『親子ネズミの不思議な旅』などがある。 このほか映画が上映されるのと同じお台場には、8月9日から8月22日まで高さ8メートルのハローキティバルーンが登場する。こちらもサンリオが創業50周年記念をして、「GREEN TOKYO」 を特別協賛するものである。サンリオの創業50周年を記念するプロジェクトが続く。画像: 『くるみ割り人形』(C) 2010 SANRIO CO.,LTD.サンリオ製作劇場公開映画リバイバル特別上映上映期間: 2010年8月10日(火)~8月15日(日)上映作品 8月10日(火) シリウスの伝説 8月11日(水) ユニコ 8月12日(木) くるみ割り人形 8月13日(金) 妖精フローレンス 8月14日(土) キタキツネ物語 8月15日(日) 愛のファミリー 会場: お台場シネマメディアージュ /http://www.cinema-mediage.com/ 詳細は上記シネマメディアージュ ホームページにて確認ください。料金: 1000円(税込 大人・子供)特別前売り鑑賞券900円(税込)を首都圏サンリオショップで販売予定。(販売開始日、取り扱い店舗はサンリオ50周年サイトにて決定次第掲載予定)サンリオ50周年サイト /http://sanrio50.com画像: 『シリウスの伝説』(C) 2010 SANRIO CO.,LTD.
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