7月1日、米国・ロサンゼルス市のロサンゼルス・コンベンションセンターで開催されているアニメエキスポ(Anime Expo)2010の会場に同市のアントニオ・ビヤライゴーサ市長が訪れた。ビヤライゴーサ市長は会場にて、ロサンゼルス市が2008年から2010年に引き続き、さらに3年間2013年までアニメエキスポの開催地になることを明らかにした。市長は、「ロサンゼルスは最先端のテクノロジー企業やエンタテイメント産業の中心であり、こうしたイベントを迎えるのに相応しい街」と語った。 アニメエキスポは、日本のアニメ・マンガをテーマにした米国最大のイベントとして知られている。期間中のべ10万人以上のファンが集まる巨大イベントである。これまでロサンゼルス市のほか、同市周辺のアナハイム市、ロングビーチ市など、その都度ごとに異なる会場利用してきた。 ロサンゼルス・コンベンションセンターでの開催は、2008年から市の協力も得て過去3年連続で行なっている。ロサンゼルス市とアニメエキスポを運営する日本アニメ振興会(SPJA)の契約は3年契約とされていた。 今回はその契約がさらに延長されたことになる。アニメエキスポは引き続き、米国を代表する会場で市の協力を得ながら実施されることになる。6年連続で、ロサンゼルス・コンベンションセンターが会場になる。 ロサンゼルス市によれば、2010年のアニメエキスポの参加者が市内で予約したホテルの部屋数は7200室も達している。さらに今年のイベントの経済効果は2400万ドルとなる。さらに今後3年間で3万室のホテルを埋めるだけでなく、1億ドルを超える効果を期待するという。 SPJAのCEOマイケル・ラタンジオ氏は、日本のアニメーションは米国と海外に巨大なマーケットを持っており、コンベンションには様々な人が訪れると説明する。エンタテイメントシティ ロサンゼルスの経済活性化に日本のアニメが大きな力を発揮するかたちだ。 ロサンゼルス・コンベンションセンターはアニメエキスポだけでなく、国際的なゲーム見本市E3の会場としてゲーム関係者にお馴染みだ。さらに同市は、現在、近隣のサンディエゴ市で開催されているコミックコンベンション(コミコン)にも目をつける。サンディエゴ市との長期契約が切れる2013年以降のコミコン誘致にも動いているとされる。エンタテイメント分野の大型イベントを、同市のダウンタウンの集中的に集めようとする。 こうしたイベントの誘致に力を入れるのは、経済的な理由に加えて政治的な理由もありそうだ。イベントは通常のビジネスコンベンション・見本市に較べて、業界関係者だけでなく、コンシュマーも巻き込んだ賑やかなものとなる。 ロサンゼルス・コンベンションセンターは、これまで治安が悪いとされてきたダウンタウン南側に位置する。市はコンベンションセンターを中心に、エンタテイメントに特化した地区として再開発中である。若者が多く、派手なイベントを、地域の活性化にも結びつける狙いもある。アニメエキスポ(Anime Expo)2010 /http://www.anime-expo.org/
「ガンダム」初のハリウッド実写版映画制作へ!バンダイナムコフィルムワークスが米・LEGENDARYと共同投資契約を締結 2025.2.5 Wed 12:21 バンダイナムコグループの株式会社バンダイナムコフィルムワー…
劇場版「ヒロアカ」がLAに来た!! 山下大輝、宮野真守、三宅健太、生見愛瑠ら登壇の「Anime Expo 2024」ステージレポ 2024.7.8 Mon 17:45 『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト』が、2024年…