米国版「仮面ライダー龍騎」 エミー賞スタント部門で最優秀賞 | アニメ!アニメ!

米国版「仮面ライダー龍騎」 エミー賞スタント部門で最優秀賞

日本で大きな人気を博した特撮番組『仮面ライダー龍騎』の米国リメイク版『KAMEN RIDER DRAGON KNIGHT』が、第37回デイタイム・エミー賞において最優秀スタントコーディネーション賞(Outstanding Stunt Coordination)を受賞した。

ニュース
注目記事
 日本で大きな人気を博した特撮番組『仮面ライダー龍騎』の米国リメイク版『KAMEN RIDER DRAGON KNIGHT』が、第37回デイタイム・エミー賞において最優秀スタントコーディネーション賞(Outstanding Stunt Coordination)を受賞した。本作を含めて5作品がノミネートされていたが、見事に栄冠に輝いた。
 米国テレビ芸術アカデミーが選出するエミー賞は、テレビ番組業界のアカデミー賞として広く知られている。複数の部門から構成されており、デイタイム・エミー賞は日中に放映される番組を対象とし、プライムタイム・エミーと並ぶ主要部門となっている。対象作品はニュースショーやドラマが中心となり、アニメーションをはじめとする子ども番組の大半もこの中に含まれている。

 『仮面ライダー龍騎』は、国内では2002年から2003年にテレビ放映をし、13人もの仮面ライダーが伴に戦うという世界観が人気を呼んだ。『KAMEN RIDER DRAGON KNIGHT』はこの『仮面ライダー龍騎』の英語リメイク版として、2008年から米国のネットワークのひとつTheCWでテレビ放映された。
 総製作費20億円をかけ、アドネスや東映が、米国の監督、脚本を用いて製作した。米国の俳優を起用した新たな世界観を構築する一方で、日本版のスーツアクターのアクションシーンを番組の中で使用する。今回の賞ではスタントコーディネーターのDORENDA MOOREさんを受賞者としているが、日本の特撮アクションが受賞に大きく貢献したと言ってもいいだろう。

 エミー賞は一般に米国で製作された作品が中心となるため、日本産の番組が対象となることは珍しい。そうした中で2009年に日米共同製作のアニメ『アフロサムライ・レザレクション』美術監督池田繁美さんが、プライムタイム・エミー賞のアニメーション個人部門で審査員賞を受賞している。
 今回の『KAMEN RIDER DRAGON KNIGHT』も、製作の主体は日本企業だが米国向けの作品であることからノミネート対象になったようだ。逆に言えば、日本のテレビ番組もチャンスさえあれば、米国のテレビ番組と伍して勝負出来ることを示していないだろうか。

『KAMEN RIDER DRAGON KNIGHT』 公式サイト /http://dragonknight.jp/
デイタイム・エミー賞 /http://www.emmyonline.org/daytime/

アドネス /http://www.adness.com/ja/
東映 /http://www.toei.co.jp/
《animeanime》
【注目の記事】[PR]

特集