京都国際マンガミュージアムは、4月29日から5月にかけてのゴールデンウィーク期間中に、3D立体視化したSFアートを紹介する。この催しはアニメ企画会社のルーセント・ピクチャーズエンタテインメントの協力によって実施される。 京都国際マンガミュージアムは、現在、フランスのバンド・デシネの巨匠ジャン=クロード・メジエールさんとピエール・クリスタンさんを中心に「メジエール×クリスタンの世界――フランスSFマンガの想像力」と題した企画を行っている。SFのイラストレーションとのつながりからこの企画に合わせて実現した。最先端の3D立体視の技術でSFアートの魅力を伝える。 今回のイベントでは、まずルーセント・ピクチャーズと早川書房が協力して刊行した「S-Fマガジン」創刊50周年記念SFアートブック『SyncFuture』に掲載された作品を3D立体視化し、特別上映する。さらにメジエールさんとクリスタンさんの作品も3D立体視とし、3Dアートとして上映する。 フランスの歴史的SF作品『ヴァレリアンとローリエーヌ』で知られる両氏のイラストだけに、現在と未来の融合したユニークな試みになる。 ルーセント・ピクチャーズは、アニメ企画・製作会社だが、アニメの3D立体視化の技術で知られている。今後は今回の3D立体視映像制作で得たノウハウを、今後アニメ分野でも活かし、さらに静止画アートの分野での3D映像技術開発と3D映像コンテンツの企画・制作を進めて行くとしている。京都国際マンガミュージアム /http://www.kyotomm.jpSFアートブック『Sync Future』/http://www.lpei.co.jp/sync_future/価格: 4148円発行: 早川書房、ルーセント・ピクチャーズエンタテインメント