「へうげもの」手塚治虫文化賞マンガ大賞受賞  | アニメ!アニメ!

「へうげもの」手塚治虫文化賞マンガ大賞受賞 

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 朝日新聞社は4月19日、手塚治虫文化賞の受賞作品・受賞者を発表した。このうち前年に最も優れた作品に贈るマンガ大賞には山田芳裕さんの『へうげもの』が選ばれた。安土桃山時代の茶人古田織部を主人公に動乱の戦国時代を描きだした作品だ。
 また、斬新な表現、画期的なテーマなどの清新な才能の作者に贈られる新生賞は市川春子さんの『虫と歌』が、短編賞には日本の風呂とイタリアのローマ風呂を結びつけ薀蓄を語る異色のギャグマンガ ヤマザキ・マリさんの『テルマエ・ロマエ』受賞する。特別賞は2006年に逝去したマンガ評論家の米沢嘉博さんである。米沢さんは優れたマンガ評論家であると同時に、同人誌の巨大イベント コミックマーケットへの多大な貢献で知られる。その双方が評価されたかたちだ。

 手塚治虫文化賞は1987年に、朝日新聞社の主催によりマンガ界の巨匠である手塚治虫さんの業績を記念して創設された。今年で14回目を迎えるが、国内で最も注目されるマンガ賞のひとつとなっている。
 選考は専門家や書店員からの推薦をもとに選考委員会が持ち点方式で投票、その上位作品の中から選考委員会の合意のもとマンガ大賞が選ばれる。一次選考の投票結果や、選考委員会の選考過程が公表されるのが特徴となっている。
 
 今回は受賞作を含めた7作品が最終選考に進んだが、一次選考の投票で2位だった『ONE PIECE』の尾田栄一郎さんは最終選考前に辞退をした。朝日新聞によれば『イムリ』と『へうげもの』が最後まで争ったという。選考委員会は、同作品の茶道を通じて戦国の世を描く独自の視点を高く評価したとしている。
 『へうげもの』は講談社「モーニング」で連載中、現在その評価は急上昇しており、昨年は第13回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞も受賞している。
 また、『テルマエ・ロマエ』は、この3月に発表されたマンガ好きが選ぶマンガ大賞2010にも選ばれている。近年、複数の賞で評価を積み重ねて行くケースが多いが、今回もそうしたかたちとなった。

手塚治虫文化賞 /http://www.asahi.com/shimbun/award/tezuka/

手塚治虫文化賞
マンガ大賞 
『へうげもの』(講談社)山田芳裕

新生賞
『虫と歌』(講談社)市川春子

短編賞
『テルマエ・ロマエ』(エンターブレイン)
ヤマザキマリ

特別賞
故 米沢嘉博
《animeanime》
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